蜂蜜とお砂糖

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「ん…」





カーテンの間から漏れる光に呼び起こされて目を開ける。









ゆっくり瞼をひらけば明るい視界にも慣れてきて…






「A、おはよう」





目の前には、それはそれは綺麗に微笑むジョシュアくんが、こちらを見つめていた。






「じょ、しゅあくん、、、！」




一瞬何が起きたのかと思ったけど、すぐに昨日の記憶を思い出す。






あの後、ジョシュアくんがチキンを頼んでくれて夜ご飯を一緒に食べて、一緒にジョシュアくんおすすめの映画を見て…


そしたらすごく遅くなっちゃったから急いで帰るように言ったら、




『A、僕ともういたくない…？もう僕といるの飽きちゃった、？』



なんて眉を下げていうものだから慌てて否定して、



『そんなことないよ！！まだジョシュアくんと居たいけど…』



『じゃあ泊まってもいい？』




『…へ、？』





なんて、思わぬ提案に驚くと、ジョシュアくんはまた眉を下げて、




『今日うちに誰もいないんだ…寂しいし、Aとまだ一緒にいたいし…



だめ？』




なんて首を傾げられれば、頷く以外の選択肢なんてなくて、結局ジョシュアくんは私の家に泊まることになった。






ジョシュアくんはそれはそれは嬉しそうにしていたので、なんだかこっちまで笑ってしまうくらい。



お兄ちゃんが部屋に置いていったパジャマやら洋服やらを引っ張り出して、ジョシュアくんに着てもらった。



なんだかお兄ちゃんに申し訳ない気がしたけど、この際しょうがない、と自分に言い聞かせた。

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