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マンションの正面玄関にはカメラが集まっているから、駐車場のエレベーターから上がろうと、車はそのままマンションの駐車場に停まった。
しかしそこにもサセンたちやあろうことか記者まで待っていて、俺たちは嫌悪感を隠せなかった。
しかも待ち構えているのはマンションへ繋がるエレベーター前。通り抜けないわけにはいかない。
俺とクプスは一つ、ため息をついてから心を決めた。
「なんて言われても今日は無言を貫いて通り過ぎよう。」
クプスが俺にそう告げる。俺も同意見だったから静かに頷いて、Aの手を握り直した。
意を決して車から出ると、シャッター音と共にフラッシュが焚かれる。Aのストレスになるだろ、何してくれてんだ、と思いつつカメラを睨む。これくらいしても許されるだろ。
エレベーターに続くドアのロックを解除しようとしたその時だった。
Aが振り返り、それと同時に手が離れた。
焦ってすぐAのすぐ横に付く。クプスもおんなじ考えだったようで、Aの左脇にぴったりくっついていた。
「皆さん、この度はお騒がせして申し訳ありません。
自身の怪我によって参加できなくなったスケジュールを楽しみにしていてくださったファンの皆さん、残念な気持ちにさせてしまってすみませんでした。
私自身順調に回復していますので、あまり心配しないでくださると嬉しいです。
そして私のことを待っていてくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます。
これからもSEVENTEENを愛してくださると嬉しいです」
Aは堂々と前を見据えてそう言い切ったあと、カメラの前で深く一礼した。
俺もクプスも呆気に取られていると、Aに手を取られた。
こちらに向かって微笑むAに、ハッとして、ロックを解除してエレベーターに乗り込む。
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ゆいか(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさま、コメント下さりありがとございます！思い出した…と思いきや、でした、笑まだ記憶を戻すには少し時間がかかりそうですので、暖かく見守っていただけたら嬉しいです笑こちらこそ読んでくださってありがとうございます♡ (2022年10月7日 0時) (
レス) @page44 id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - えー！！記憶思い出した！？！！面白いです！！更新ありがとうございます！！ (2022年9月29日 23時) (レス) @page39 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - なのこ5546さん» なのこさま、コメントくださりありがとうございます！すごく嬉しいお言葉ばかりで…大変励みになります、ありがとうございます（ ; ; ）これからも不定期にはなりますが更新頑張りますので是非また読みにいらしてください♡ (2022年9月23日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - コメント失礼します🙇♀️小説とっても面白いです！！紅一点がたくさんある中、主人公の記憶がなくなる設定はなかなか無いのでワクワクしながら読んでしまいました。更新楽しみにしておりますこれからも頑張って下さいっ！！ (2022年9月16日 12時) (レス) @page29 id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年8月23日 1時
