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涼介が洞窟で雨宿りをしてから数時間が経った。
寒さと眠気で涼介の瞼がゆっくりと閉じられていく。
ダイキ「涼介……？」
雨の音に混じって人の声が聞こえてくる。
一度、閉じた瞼が一気に開いた。
顔を上げれば、そこには一番会いたかった人。
涼介「ダイ……ちゃん？」
ダイキ「良かった！いた！ほんとにもう、探し……うおっ！」
あまりの嬉しさに涼介は思いっきりダイキに飛びついた。
ダイキ「もう大丈夫だぞ〜。ってかお前冷て！」
濡れた服の水滴がダイキのズボンを濡らす。
が、そんな事はお構いなしに涼介はダイキから離れない。
涼介「ダイちゃん……ダイちゃん……」
ダイキ(まあ……いいか)
ダイキは片手で涼介を抱きしめ、もう片方の手で小さな炎を幾つも出した。
涼介を火傷させない程度に距離を保ちながら。
寒かった体がぽかぽかしてくる。
涼介(暖かい……)
涼介は腕の中でダイキの温もりを感じた。
濡れていた服はあっという間に乾き、体も充分暖まった頃、涼介にとってもう1人の大好きな人が現れた。
ケイ「涼介！！」
涼介「ケイちゃん！」
ダイキから離れてケイの元へ走る。
しゃがんだケイが涼介を受け止めた。
ケイ「ほんとに心配したよ。もう、こんな事は二度と止めてくれ」
涼介「ごめんなさい…」
笑顔だった涼介がしゅんと落ち込む。
ダイキが涼介の頭に手を乗せる。
ダイキ「帰ろうぜ。俺達の家に」
涼介「うん！」
再び、涼介に笑顔が戻った。
帰り道。
ケイにおんぶされながら、涼介はその背中に顔をうずめる。
雨が降っているのに少しも寒くない。
涼介はケイの優しさを感じた。
いつの間にか、しとしととした雨は強い雨に変わっていた。
涼介(結局、俺、ケイの背中で寝ちゃったんだよな)
昔を思い出し、より一層涼介の心を弱くさせる。
涼介「寂しい……な」
寒さと全身の痛みで意識が朦朧としてくる。
涼介(迎えに来てよ。ダイちゃん。ケイちゃん)
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hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» お久しぶりですね。まあ、2歳なので……。覚えてるのは難しいでしょうね(笑) (2019年11月22日 20時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - お久しぶりです！！…涼介はダイキとの契約の時のこと覚えてないんですね 笑 続き楽しみにしてます♪ (2019年11月22日 0時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» すみません。返事を返していない事に気付きました。もう少し、物語は続くのでお付き合い下さい。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - これからどうなるのか、気になり過ぎます！！！！ (2019年10月19日 0時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» すっごく伝わります。ただ、コメント忘れても大丈夫です。楽しんでくださってると思うだけでも嬉しいですから。本当に有難うございます。 (2019年10月17日 21時) (レス) id: 3a7570e4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年9月6日 20時
