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そこで初めて涼介は両親というものを知った。
クラスメイトはそんな涼介をバカにしたり、遠くからクスクス笑ったりした。
中には両親の意味を教えてくれる子もいたがやはり、無知な子供としてバカにしていた。
それに耐えきれなかった涼介は教室を飛び出した。
涼介は自分の部屋に入り、布団を被る。
ダイキとケイがベッドの上でこんもりしている塊を見つける。
ケイ「涼介」
もちろん、返事はない。
ダイキとケイは後悔した。
両親の存在を教えなかった事に。
涼介が聞いてきたら。
受け入れられるぐらいに大きくなったら。
2人で話し合い、それまでは…と両親の話をしなかった。
いや。
本当は自分達が話したくなかっただけなのかもしれない。
両親の死は涼介だけではなく、2人にとっても悲しい別れだったから。
それを涼介が寂しがるだろうと理由を付けて避けてきた。
それがまさか、両親という言葉さえ知らない子供になっていたとは。
今はそっとしておこうと思った2人はリビングに戻った。
ダイキ「よく考えたら、毎日、家で修行してるか俺達と遊んでいるかだもんな」
ケイ「外出も殆どしなかったし。と言うよりは俺達が外出しなかったから、涼介もしなかったんだよな」
ダイキ「こんなことなら面倒でも保育園に入れるべきだったな」
ケイ「そんな事言っても仕組みがいまいち分からなかったし。それにあの頃は俺達で涼介を育てるって大見得を切っちゃったから聞きにくかった」
涼介の親戚である分家では先祖が術師で魔物退治をしていた事は知っている。
本家が今も術師を受け継ぎ、魔物退治をしている事も知っている。
なので涼介の両親が死んだ事や涼介と契約した事を話した。
親戚の1人、父親の妹つまり、涼介にとって叔母さんになるが涼介を引き取ると言ってきた。
それを2人は自分達が育てると断った。
当然、妹は反対した。
しかし、涼介が既に2人と契約していたのとダイキとケイが頑固として「育てる」と言って聞かないので仕方がないと折れた。
それからは苦戦しながらも何とか涼介を育ててきた2人だったが現在、壁にぶち当たっていた。
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hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» お久しぶりですね。まあ、2歳なので……。覚えてるのは難しいでしょうね(笑) (2019年11月22日 20時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - お久しぶりです！！…涼介はダイキとの契約の時のこと覚えてないんですね 笑 続き楽しみにしてます♪ (2019年11月22日 0時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» すみません。返事を返していない事に気付きました。もう少し、物語は続くのでお付き合い下さい。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - これからどうなるのか、気になり過ぎます！！！！ (2019年10月19日 0時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» すっごく伝わります。ただ、コメント忘れても大丈夫です。楽しんでくださってると思うだけでも嬉しいですから。本当に有難うございます。 (2019年10月17日 21時) (レス) id: 3a7570e4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年9月6日 20時
