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光「大ちゃんが俺の為を思ってしてくれたことだ」

宏太「分かっている。2人に非はない」

雄也「そのとおりだ。だから、気にやむ事はないんだ」

母『だったら、涼介が食べれるようになったら、その時は作ってあげて。そして、食べる喜び、楽しさ。美味しいってことを教えてあげて』

母さんの微笑みに俺と大ちゃんは「うん」と頷いた。

ちょっと恥ずかしい気持ちになりながら。





侑李「ねぇ。じゃあ、涼介兄さんはどうやってエネルギーを補給してるの?あれだけで補給になるとは思えない」

父『セントラルコンピュータが作り出す生活エネルギーを利用している』

裕翔「じゃあ、家に送られてくるエネルギーが10万越えていたのはそれのせい?」

母『ええ。そう』

光「地下に隠されてたあの部屋は…」

父『あれは涼介が家でも過ごせるようにと作った部屋だ』

母『それと涼介が皆と一緒に成長出来るように』

裕翔「どういうこと?」





父さんと母さんの話をまとめると。

涼介はエネルギーで動いているのであって、生きているわけではない。

だから、体は成長しない。

涼介が成長するにはエネルギーとオリジナル涼介の細胞や遺伝子などが組み込まれているプログラムが必要。

正直言って、よく分からない世界だけど、要するにクローンの涼介は機械がないと歳をとれない。

大貴「もし、そのエネルギーが無くなったら?」

父『意識がなくなる。あまり使いたくない言葉だが活動停止になる』

そう言えば1回倒れたときがあった。

その時は「急に寝る癖がある…」と言っていたけれど違ったんだな。

あの時、本当はエネルギーが不足していたんだ。





やっと分かった。

涼介が殆ど家に帰ってこなかった理由。

今の涼介に対して感じていた違和感。





全て、俺の知らない所で起きていた。

教えてもらえなかった。

当時、俺は子供だったから。

きっと、説明されても半分も理解出来なかっただろう。





それでも知りたかった。

自分の弟が大変な事になっているというのくらいは分かったと思うから。




だけれども、それ以上にショックな事実が俺達には待っていた。



衝撃の真実。



涼介の更なる悲しい過去。



そして。



俺達がどれだけ涼介に守られてきたか。



圭人「ねぇ。あの日、まだ不完全の涼介をどうして家に連れて帰ろうと思ったの?」



圭人のこの質問が次に語られる真実の始まりだった。

第14章 けーと→←ひかる 1



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 家族   
作品ジャンル:タレント
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hina(プロフ) - 涼介さん» 随分前にコメント下さったのに返事遅くなってご免なさい。面白いと言ってくださって嬉しいです。有難うございます。 (2021年4月21日 22時) (レス) id: 255c6bfbbf (このIDを非表示/違反報告)
涼介(プロフ) - 天才すぎます。はい、ただただオモロい。失礼致しました。w (2020年12月26日 19時) (レス) id: d7d73abaf2 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - Rare fruitさん» 有難うございます。以前にも誉めて頂いて嬉しい限りです。尊敬は照れますね。 (2019年3月15日 7時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - 完結おめでとうございます。hinaさんの作品はどれも最初から設定がしっかりしていて、わくわくする展開の連続で、すごいなあと尊敬しています。新作すごく楽しみです!待ってます! (2019年3月13日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 本当にいつも嬉しいお言葉、有難うございます。来週あたりにお話、出せたらいいなと思っております(あくまでも予定ですが) (2019年3月7日 22時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hina | 作成日時:2019年2月1日 21時

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