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安斎先生の部屋で皇子山さん、宝塚さんと私でパソコンの件を話す
「安斎先生、ですから盗まれたパソコンには主に告発文しか入っていませんでした」
「あり得ませんね、重要な手術のデータは全て入っていました。」
『あのパソコン一台だけにそんな需要なデータを?』
「特別に重要なパソコンでした」
「医局の隅に置かれていたそうですが」
「どのパソコンに入れようが私どもの勝手でしょ?」
「その重要なデータはどこに行ってしまったのですかねぇ」
ー病院からの帰り道ー
『あの人絶対嘘ついてますね』
「そうだろうな」
「斑目が黙っとらんやろな」
部署に戻りカメレオンの卓の報告書をまとめていく。斑目くんが帰ってきた
『斑目くん、お疲れ様』
「これでいいんでしょうか?管轄が違っても不正で苦しんでる人が目の前にいるっていうのに…」
「いいわけないやろ、目の前で不正が行われてて見逃してどうすんねん。うちらは警察官や」
「俺も手伝う。権力を笠に着たヤツが大っ嫌いでな。昔から」
皇子山さんはさっそく捜査の許可を得るために鯨岡さんを探しに行った
「皇子山、Aのおかげで丸くなってきてるなぁ」
『私なにもしてないですけど』
「…」
その時、鯨岡さんと皇子山さんが入ってくる
「元々、管轄外のことをするために集めた人達だもんねぇ、あんたたち。ただし、失敗は絶対に許されない。万が一何も出てこなかったら警視総監のクビも飛ぶ。警視総監はどうでもいいけど私に何か害があるのは絶対に避けなさい!よろしくって?」
「えっと…はい」
「はい!」
「『はい!』」
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月28日 14時