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13係に戻ると斑目くんが黙々とパソコンを打っていた
『あれ、斑目くんフジヤマ金属行ったんじゃないの?』
「行ってきましたよ〜なんか勝手田さんが刑事の基本は現場百遍だ!なんていって報告書任せてきて」
『すごい量、手伝おうか?』
「いや、さすがに手伝ってもらうのは…」
『でもそんな量大変でしょ!19時までに終わらせるよ!』
「なんで19時?」
『今日見たいドラマあるから19時に帰ればスタンバイできるじゃん?』
「あぁ、そういうことですか!頑張ります!」
ーーー
小平side
午後捜査してから夜は皇子山さんとフレンチだった。その帰り道
「もう一軒行く?」
「え〜!でも私飲めないし〜」
「だよねぇ、じゃあ俺ん家来る?」
「え?寮じゃないんですか?」
「三課来たついでに飛び出してね。すぐそこのマンション」
「ふふっやだ〜皇子山さんどうせ今日のランチの話聞きたいだけじゃないですか」
話を聞きたいとはいえその誘い方はどうかと思うけど
「そ、そんな…ことあるけど、実際どうだったんだ。何話した」
「好きなものとかその服どこで買ったとかそんな話ですよ〜あっでも皇子山さんの話聞いてきました」
「詳しく教えろ」
「言いますけど!皇子山さん!Aさんの脚見過ぎですよー、目線が合わないって言ってました」
「それは…まずいな」
「あと、冷たいって言ってましたよ〜」
「…」
「あっタクシー来た!では、皇子山さん失礼します」
「…冷たい」
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月23日 9時