帝王の娘 (ページ14) - 小説/夢小説

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11話ページ14

シリウス・ブラック

ホグワーツ特急で何やら煩くしていた少年達の中の1人。
一族揃ってスリザリンの家系の中1人だけグリフィンドールに入った変わり者だ。
ブラック家にスリザリンが多いのは周知の事実である為に最初のうちは結構話題になっていた。
ジェームズ・ポッターやリーマス・ルーピン等と仲が良く、廊下で悪戯をしてはフィルチやマグゴナガル先生を怒らせている姿は今や日常茶飯事だ。
授業は余り真面目に受けている印象は無いが多分、頭は良いだろう。
見た目も良く密かに想いを寄せる女の子も何人かいる。
その一方で、彼と、ジェームズ・ポッターと数人でスリザリンの少年を虐めているところもよく見かける。確か、セブルスとか言う名前だったけ……？
正直な話、余り近づきたく無い種類の人種である。

しかし、どうやら父はこの少年の事に興味があるらしい。
ある程度学校内でのグループが確定した中どのように彼に近付くべきかカレンは頭を悩ませていた。

そういえば、リリーはこの少年達とそこそこ親しかった。
スリザリンの少年を虐めている時は本気で毛嫌いしている様だが、それでも一緒に居るところは時々見かける。

そうだ。
もう少しリリーとの距離を縮めて見よう。

いきなりブラックに話しかけるのは良く無い。色々な意味で怪しまれる。

ここは外堀から攻めていくべきかも知れない。