帝王の娘 (ページ11) - 小説/夢小説

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8話ページ11

ホグワーツに来てから2度目の週末。
しかし決して暇では無い。薬草学、変身術、呪文学、闇の魔術に対する防衛術からレポートが山ほど出ているのだ。そろそろ手紙にも真面目に取り組まなくてはならないだろう。

カレンは言うほど宿題には困っていなかったがシャーリーやクラリスがレポートを書くことを苦手としていた為2人から手伝いを頼まれているのだ。
しかし私はやり方をすぐに教えるつもりはない。まずは個々にやって貰わないと私の分を終わらせる時間がなくなってしまう。

3人で図書館へ向かう。
週末に宿題をまとめて終わらせようと言う魂胆の人が多くまだ午前中なのに結構混んでいる。
結構奥の方まで来て固まって座った。

どれから手をつけるべきか少し考えた後、まず薬草学の課題に取り掛かる。すでにある程度知識がある為、本筋を書いた後は辞書でも見て細かい部分を付け加えて行けば良いだろう。

それにしてもレポートは時間がかかる。
私はどうにかお昼ご飯までに終わらせる事が出来たがシャーリーとクラリスはまだ課題が残っているようだ。

一旦、お昼休憩を挟もう、と言う話になり、
「どうやったらそんなに早くこなせるのよ？」
とクラリスに聞かれた。
「どうって、普通に教科書見たら書けたけど。」

「クラリス、カレンは要領がいいから早く早く出来るだけだよ。私たちは地道に行きましょ。」

いや、私だって地道にやってるだけだから。
シャーリーは時々、しれっと失礼な事を言う。

「後で良さげな参考書貸すよ。優しい優しいカレン先生がレポートを仕上げるコツを教えてあげる。」

わざと、少し上から目線に言ってみる。
けれどすぐに吹き出してしまった。

「ありがとう、カレン先生。後で宿題写させてくれなんて言わないから安心してね。」
語尾にハートマークでも付きそうな言い方。

こう言う会話もホグワーツに来てから初めて体験した事。

3人はコロコロと笑いながら食堂へと降りる階段を駆け下りて行った。

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こんにちは。作者です。
質問ですが1話あたりの文字数多すぎますかね？
読み手的には少ない方が読みやすいのでしょうか？
読んだ印象をお聞きしたいです。
その他改善して欲しい所、キャラクターの質問など何でも質問して下さい！