狐の嫁入り！【ＨＱ北信介】 (ページ11)

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朝早く起きて
北くんに逢いに行く

最近は可愛く見えるよう
頑張って髪を巻いたり
メイクを頑張ってる

苦手な早起きだって
克服してる

『なんや、早いな』

「北くんに会いたくて！
昨日の夜ご飯なんだった？」

『ばぁちゃんが作ってくれた
カレイの煮付けやったわ』

「へぇ、美味しそう!!
私も食べたいなぁ」

『……食いにくるか？』

「え！？あ、違っ、えと
たかってるとかじゃなくて！その」

『分かっとる
そんな焦らんと大丈夫や』

少し柔らかい表情

「揶揄ったの！？」

『揶揄ってはないで？』

「えっ！えと……あ！
コレあげる！」

鞄からお菓子を出す
おにぎり煎餅

『…なんやこれ』

和食好きって聞いたから
お菓子もそうなのかなと…

「えっ、なんか食べてそうなイメージで」

『ありがとな、なんや
小腹が空いたら食べさせてもらうわ』

「うん！
今日もまた見に行ってもい？」

『ええけど、いちいち聞かんでもええ』

ウザがられた！？

「あ、迷惑じゃなければ……」

『好きにしたらええと思うわ
許可とる必要もないやろ』

突き放されたように感じてしまう

「うん、ありがと……」

『……別に怒っとる訳やない』

いつもこんな感じなのかな…？
北君のことが分かんないから不安になる

「本当？良かった」

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