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ため息をついて
自分の昔使っていた部屋の
カーテンを開ければ
双子と目が合った。
最悪…
「…」
『…』
シャッと、カーテンを閉め
見なかったことにした
だって面倒だから
人付き合いが
『なぁ!姉ちゃん!!』
窓の外から元気な声が聞こえるが
無視を決め込む
『なぁってば!』
ずっと叫んでいる
双子のどちらか
「…うるせぇ」
10分もすれば
やっと止んだ声に
安堵していれば
\ピンポーン/
インターフォンが鳴った
まさかね。
寝よ
なんて思っていれば
『Aちゃーん!!隣の侑君と治君!』
下から婆ちゃんの声
最低…
直接来やがった…
「寝込んでるって言っといて〜」
そう言った傍から
『そんな雑な断り方ないやろ!』
怒られた。
仕方なく階段を下りて
玄関を見つめれば
双子…
やっぱ双子が来てるよね…
はぁ…っと心の中でため息をつく
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作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時