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夜道を一人で歩いて酒を買いに行く
急に不安が襲ってきた
「…はぁ…まじで
結婚したいわ…もうやだ!
働きたくない!」
そう叫んだ瞬間
『姉ちゃん俺がおるやろ!』
にっこにこの笑顔で私の後ろに双子がいた
「……今すぐ結婚して
養ってくれんのか!?おん?」
胸ぐらをつかめば
『いやぁ、4年は待ってや』
「…じゃ無理ー
信ちゃんとかもらってくれんかなぁ」
『『北さんはやめた方がええ!』』
「なんで」
『考えてみぃ!
農家やったら早起きやで!?』
『まぁ、美味いもんは食えそうやな』
『それに、絶対厳しいわ!礼儀面』
「まぁ……そうかな?」
『姉ちゃんは知らんねん!』
『北さんごっつ怖いわ』
「…まぁ、侑も治もまだ子供だもんね」
クスクスと笑えば
『…子供ちゃうわ』
『…姉ちゃんより体も大きいし
いつだって食おうと思えば食えるんで?』
急に、低いトーンで
そんなことを言われ驚いて
振り返れば
2人は真剣な表情で
ぎゅっと心臓が締め付けられるような感覚
動揺しないよういつものように揶揄う
「……はぁ、そう言うさ
力づくで出来ます感??
まだまだ子供でカワイイね」
クスクスと笑えば
『……ッ!あぁ!もうほんま通じんな!』
『……まぁええけど。
中々手に入らん方が燃えるやろ』
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作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時