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何故か無理やり連れられてきた
稲荷崎高校の体育館
「……帰りたい」
『特等席で見てもええんやで!』
『………ほんま、お前ナイスやな』
治と侑が
何故かハイタッチしてる
「…………飲み物とか、
奢りなさいよ」
『はぁ!年上の姉ちゃんが
幼気な俺達に奢るもんやろ!』
「なるほどね、帰る」
『嘘や!嘘やて!!
いくらでも奢りますーーー!!』
「ん、よろし。
じゃあー、酒」
『ある訳ないやろ!』
「はぁー…まぁ、いいけど」
セミの鳴き声すらイラつくくらいの暑さ
そんな中バレーをすることがみんな
凄すぎるんだよなぁ
なんて思いながら
体育館へ足を運んだ
『姉ちゃん、ここで涼んどき
俺の応援してや?』
キュルンとした顔で言われれば
頷くしかない
『なぁ、サムより俺を応援してな?』
この双子やっぱり
顔の使い方分かってる…
「…その顔、やめろ!」
『おい、お前ら何しとんや
ミーティング始まるで』
キリッとした男の子…
なんか、白い狐みたいで可愛い
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作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時