擦れた女落とし方【宮侑・宮治】 (ページ31)

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『はぁ!?童貞ちゃうわ！！』

「……はいはい」

『なぁ、怖かったんやないんか？』

そっと治が私の背中を撫でる

「嫌、まぁ、2人が来てくれたし
特に何にも思わないよ」

『……そうか』

『なんや、可愛くない女やなぁ』

「可愛こぶる必要ないからね」

双子から離れ
すぱーっと煙草をすうA

治『………なぁ、聞いてもええ？』

「ン？」

耳元に顔を近づけてきた治に
少し驚いた

治『…なんで侑に電話したん？』

その声は低くて……
少しだけドキッとしてしまう

「あー、トーク履歴一番上だったから」

治『…ほんまにそれだけ？』

「うん。なんで？」

治『…アイツより俺の方が頼りになるやろ…』

「確かにぃーいざと言う時
頼りになりそうよね」

治『…せやから、次から俺にしてや』

上目遣いで、私を見る感じが
可愛くて

ため息をつきたくなる

「次も、あんな目にあいたくないけど」

2人で話していれば

侑『なぁ！俺抜きで、
何コソコソしてんねん！』

チラッと見れば
不満気な表情

「可愛いくない私と治が
話してても、侑に関係ないでしょ」

『…せやな、お前の好みやないなら
2人でおってもええやろ』

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