擦れた女 落とし方 【宮 侑・宮治】

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それぞれの家に帰って



「おやすみ。」




『また夜に行くわ』


「くんな」

『…子供やから、1人で寝れへん』


「双子で良かったね。2人じゃん」

『…いやや。
むさ苦しい』

『何が悲しいで、男と寝るんや』



「顔似てるから鏡だと思えよ」



『余計怖いわ！』



「………寝相悪いから無理」




『こんな細腕なら、殴られても平気や』



『せやな、ほんなら。夜』



すぐ様、家の中に入り込んで
私の返答なんて
待っちゃくれない





めちゃくちゃ、
香水振りまこう



そう決心して
甘ったるい香水を部屋中に振りまいた





臭い。
甘すぎて吐きそう




換気をしながら



iQOSを吸う





ばぁちゃんにはバレないよう
家ではiQOS




はぁー、なんか
酒飲みたい。




梅酒のソーダ割かなぁ
最近暑いし



外に出る準備をし、


コンビニに向かう



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