擦れた女 落とし方 【宮 侑・宮治】

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初日から疲れたなぁ



なんて2日目の朝に
ふと思った




婆ちゃんが作ってくれた朝ごはんは
和食……


魚とだし巻き玉子、味噌汁、ご飯



なんて健康的なんだ


美味し……




食べ終わり
コーヒーを飲みながら

派遣会社の電話をとり、
段取りをつけた


静かな朝と思っていれば

インターフォンが鳴る




＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／


ピンポピンポピンポーン！




連打で押されイラッとする





「誰！朝からうるさい!!」



バンと開けた瞬間



一気に開く玄関のドア


前のめりで、体重を掛けていたせいで
一気に体が傾いた




「ッうわ!?」






両手が広がり
踏ん張りがきかなくなる




『……おっ、朝から大胆やなぁ』



『……大丈夫か？』



ぽすっとぶつかり

2人が支えてくれた





ニヤつく侑
心配してくれる治




まぁそんなことどうでもいい


問題なのは

「……どっちがインターフォン鳴らした？」





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