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スマホを見つめ
派遣会社に適当に登録する
がっつりは働きたくないしー
最低タバコと酒と
婆ちゃんへの生活費と
化粧品だけでいいから
10万もあれば余裕だしなぁ〜
やー、実家?暮らし最高ですわ〜
なんて思いながら
短時間で割のいいバイトを探す
コールセンター…
しかないか
ポチポチと適当に応募をし
その安堵感と双子のせいでの疲れで
そのまま眠ってしまった
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
コツコツと音がする…
やばっ。寝てた…
なんだろ…雨??
そう思って
窓に近寄りカーテンを開けば
双子の片割れ
侑…くん
『あけて〜や』
驚いたが…
この子は…やんちゃだった気がする
「あの、ここ2階ですけど」
『知っとるよ?
だって、会いたかったし
飛べる距離やから』
とりあえず窓を開ければ
当然入ってくる
「……あのね、
何のための玄関なの?」
『飛べる設計なのがアカン
そんな誘惑あったら行ってまうやろ?』
「誘惑って何…」
かなり引き気味できけば
『10年振りの好きな姉ちゃんやもん』
その発言に目を丸くした
だって、小さな頃と変わらない
キラキラした瞳で
「…ふ…はは」
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作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時