_ ページ11
_
侑『サムより俺の方がかっこええやろ?
やから、付き合っ「無理」
治『俺が振られたらお前はもっと無理やろ』
スンと不機嫌な顔をする
侑『人の話は最後まで聞けや!
小さい時習わんやったんか!』
ギャンギャンと煩い声に
「………騒ぐなら帰ってくれる?」
『『………』』
「あと、私ね
養ってくれる男の人が好きなんだ
またね、双子ちゃん」
しゅんとする姿に
罪悪感を覚え
心の中で舌打ちをした
「…あ、
わざわざ好きになってくれて
ありがとう」
「養ってくれる素敵な男の人だったら
2人の事好きになったんだけど…
あと二年はかかるでしょ?早くて…
だからごめんね?」
一生ないよ?っていう意味を
オブラートを100枚程丁寧に包んだ
『ほな、2年後また言うわ』
言葉の意味わかれや
なんて言いたいのに
近所で揉め事なんて嫌だ
婆ちゃんの家だし
「楽しみにしてる〜」
穏便に…
穏やかにフェードアウト
明日からは多分もう大丈夫のはず
そう願った
_
186人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時