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_リリアside ページ24
_リリアside
やはりと思えばすぐに目を覚まし
びびは起き上がった。
トラウマになっている事が明確だ。
勉強を教えたのも
気が紛れると思いさせたが
既に教材全てを解いていた。
良くも悪くも賢くなる
こんな形でさせたくはなかったが
最前だったのかもしれない。
机の上に突っ伏し、
意識を手放したかのように
眠る少女
この前よりも明らかに
細くなり、
顔色も悪い。
今は耐え時。
わしが、
支える
その意を込めて
額にキスを落とす。
ただひたすら、
見守ることしかできない。
歯がゆい気持ちを隠し
寄り添い続けることしかできなんだ
やるせない気持ちが心を覆った。
子供を持つとは、
実に辛い思いをするんじゃな。
立派に育てる
なんて豪語しておいて
わしの不始末で
こんな思いをさせた。
なんて浅はかな考え
わしのせいで…
抱き抱え、
ベッドに迎えば
少し安堵の表情を見せた
もう、二度と
この手を離さぬ。
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作者名：脳内麻薬
| 作成日時：2022年6月15日 13時
