云うなれば… 〈夏目友人帳〉

_的場 ページ46

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的場さんと2人きりの車内




じっと見つめられ、
怖くなる




『おや。そんなに脅えなくても』



「いえ、的場さんにお話があったので
お時間いただいて、ありがとうございます」




『自ら来てくれるなんて思いもしませんでしたよ
君のことは少し調べさせてもらいました』




「…そうですか。交渉したくて」



『…例えばどんなことでしょう』

にこにこと微笑む顔




「…私は使えます」





『…』

目を一瞬見開いた的場さん



「だから、私を守ってください。
その代わり、的場さんの役にたちます」




『…おや、随分とストレートですね』









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