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_夏目side ページ22

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夏目side


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Aは桃子さんに借りた淡い紫のワンピース


本当に綺麗だと思った。




なんだか嬉しくなる


Aは顔を赤くした
それが不思議だった。








夕食はグリンカレー



初めて食べる



みんな食卓を囲む。







塔『ふふ、カレーが緑って
昔じゃ考えられなかったわ』



茂『そうだね。面白くていい』



夏『初めて食べます!』

「わ、私も初めて…です」


みんなで初めての物を共有するようで
嬉しくなる



『頂きます!』


手を合わせ


ドキドキしながらみんなスプーンを握る



1口
口に含めば
ちゃんとカレーで





夏.A『美味しいです!』



同時に発言してしまい
ハッとする



塔子さん達は笑っていた



同じことを考えていたのも、嬉しく感じる




他愛のない話







ふとAに目をやれば

頬を伝う涙








塔『あら…』
茂『…』

夏『…大丈夫か?』



そう尋ねられ
ハッとしたように

涙を拭う



「ごめんなさい。
こうゆうの久しぶりすぎて」



きっと涙は見られたくないだろうと思った


体が動き



夏『すいません
ちょっと外に出てきます』



ニャンコ先生も足元をついてきた






塔『えぇ、行ってらっしゃい』


そう背中越しに声が聞こえる


Aの背中に手を当て外に出る



きっと、俺と同じ
温かい家庭を知ったんだ



それは言葉では形容できないくらい



幸せで、


当たり前がない俺達だったからこそ




気持ちが少しわかる気がするんだ







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うた(プロフ) - とっても面白いお話なので是非続編を見たいです。楽しみにしています! (5月16日 11時) (レス) @page50 id: 2ac3cdb85f (このIDを非表示/違反報告)
はなみ - 続編、見たいです。楽しみにしてます (2023年5月4日 4時) (レス) @page50 id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
ひよこちゃん(プロフ) - 続編みたいです (2023年4月1日 7時) (レス) @page50 id: 5c83432dc4 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - もしよろしければ弐のパスワード教えてい頂きたいです! (2022年8月4日 2時) (レス) id: 82ccafc1e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:脳内麻薬 | 作成日時:2022年6月3日 13時

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