云うなれば… 〈夏目友人帳〉

_夕食 ページ21

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夕食はグリンカレー



初めて食べる



みんな食卓を囲む。



まるで家族のように




塔『ふふ、カレーが緑って
昔じゃ考えられなかったわ』



茂『そうだね。面白くていい』



夏『初めて食べます！』

「わ、私も初めて…です」




『頂きます！』


手を合わせ


ドキドキしながらみんなスプーンを握る



1口口に含めば
ちゃんとカレーで


まろやかで美味しかった


夏.A『美味しいです！』



同時に発言してしまい
ハッとする



塔子さん達は笑っていた



家族団欒




茂さんや塔子さん、
夏目くん…




他愛のない話




なんだか、それが本当の家族みたいで




温かくて…



懐かしくもある。







塔『あら…』
茂『…』

夏『…大丈夫か？』



そう尋ねられ
ハッとした



頬を伝う涙



「ごめんなさい。
こうゆうの久しぶりすぎて」


夏目くんが立ち
私を立たせる



夏『すいません
ちょっと外に出てきます』



ニャンコ先生も足元をついてきた






塔『えぇ、行ってらっしゃい』


そう背中越しに声が聞こえる





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