泥棒子猫ちゃんを飼い慣らす方法。*緑*

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*忠義side*



　

　
　
　
大「…っえ、嘘やろ？」

A「……本当」

大「え、じゃあその先も勿論…？」

A「……、ないです」




　

　

　
えぇーっ、どないしよう！！




　

久々の異常な興奮に襲われて、俺は気付いたらAを押し倒して馬乗りになってた。



　

大「…“初めて”だなんて、男に簡単に言うたらアカンで」


　
ぐっと顔を近付けたら、恥ずかしいのか、Aは両目を強くつぶった。

それと一緒に真一文に固く結ばれた唇に、さっきと同じようにキスを落とす。

そしたらAの口は余計固く閉じて、両手はきゅっと俺の服の袖を握ってた。



大「……怖いん？」



なるべく優しく尋ねると、目をつぶったままAは１つ頷いた。




　


　
　
……まぁ確かに、今まで一度も経験がないのに、初めて会うた男にいきなり襲われたら怖いよな…。




　
　
　
　
大「ほな、今日はこれだけな…？」



俺はまたAの唇に自分の唇をくっつけた。
　
でも今回は舌を無理やりAの口内に割り込ませ、ちょっとの間だけ深いやつをした。

お互いの唾液が混ざって、顔を離せば一瞬銀色の糸が俺等を繋ぐ。
　


　
大「これが、お前のご主人様の味。よう覚えとき？」

　

Aは突然の事に茫然とした表情で、何とか頷いとった。
　







　
　

……どうせ、これからAは俺のもんになるんや。

ちょっとずつ、懐かせながら教えていけばええやろ。




　
そう思いながら、俺はひとまずAから離れた。



　

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