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押し倒されて、私はもう終わったと確信した。
でも、どうにかして逃げられないのか。
いくら何でも襲われて、一方的に“初めて”を奪われたくなかった。
A「お願い、嫌だ…!」
ダメ元で、再び忠義を拒絶した。
近付いて来ようとする忠義の胸を精一杯に押し返す。
大「退かして、その手」
A「嫌!…大体忠義、芸能人でしょ?こんなこと…」
大「また出た。やから、俺が芸能人でもそうやなくても、どっちでもええやん!」
A「忠義は良くても、私が嫌なの!」
私が強い口調で主張すると、ピタリと忠義の動きが止まった。
大「……、俺は芸能人である以前に、1人の人間で1人の男やからな?わかる?」
そして私の髪をゆっくり撫でながら続ける。
大「…芸能人って、結構大変やねんで?彼女できてもデートなんかなかなか行かれへんし、そもそも時間がごっちゃやから都合も合わせにくいし」
それで結局、2人の心がすれ違って別れる羽目になんねん。
俺も半年前に彼女と別れてからずっと独り身でさ。
さすがに寂しかったわ。
そう言って、忠義は不気味なくらいに優しい眼差しで私の目を覗いた。
大「やから、毎日家に帰れば必ず居って、俺を癒やしてくれる可愛いペットが欲しかってん」
……それが、私なの?
そう聞こうとする前に忠義が口を開いていた。
大「ほら、ご主人樣が疲れて帰って来てんで?癒やして!」
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まいやん(プロフ) - 更新毎回楽しみしてますっ(^^) (2014年1月17日 18時) (レス) id: 19396eebd4 (このIDを非表示/違反報告)
kurosora。(プロフ) - 泥棒子猫ちゃん、ついに脱走しちゃったか…(笑)このあと一体何処へ行くのか楽しみです!更新頑張ってください! (2014年1月17日 10時) (レス) id: 893e585caf (このIDを非表示/違反報告)
Asuchan(プロフ) - 出て行ったー!笑まさかまさか、錦戸くん所に行っちゃうとか笑!←←ほんと面白いです!更新楽しみです (2014年1月17日 0時) (レス) id: 871a8bcd0b (このIDを非表示/違反報告)
yo-you - たちょ∞さん» ありがとうございます(^^)遂に移行です。そちらでも宜しくお願いします! (2014年1月17日 0時) (レス) id: b7d759145f (このIDを非表示/違反報告)
たちょ∞ - 最新みました!この続きが、めっちゃきになります( *´艸`)頑張って下さい! (2014年1月16日 22時) (レス) id: fb89133d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yo-You | 作成日時:2013年12月28日 3時