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『何階へ行かれますか？』
YG｢え？...あぁ、12階です。｣
『はい。』
俺に確認を取ってから
12階のボタンを押してくれた。
会話終了。
9階のボタンが押されてあったから
先に降りるんだろう。
9階に着いてドアが開くと、
『では、失礼致します。』
と軽く頭を下げてエレベーターを降りていった。
俺の方を少し向いた時にチラッと見えた
綺麗よりかは可愛い顔立ち。
化粧も必要最低限で服装も露出の少ない格好。
肩下まである染めてない茶色のロング。
歩き出した瞬間なびいた髪から
ふわっと香ったシトラス。
背筋がしっかり伸びた女性らしい姿勢。
穏やかな口調で柔らかい印象。
...多分この時には興味が湧いたんだと思う。
そいつのことがしばらく頭から離れなかった。
次の日、車で出勤してすぐにエレベーターに乗る。
駐車場が地下にあるから俺しか乗っていなかった。
地上にエレベーターが止まると
開いたドアから2人が乗り込んできた。
『あ、おはようございます。』
｢お、おはよう、ミン部長。｣
YG｢おはようございます。｣
...昨日の女と、営業の課長か。
こいつ営業なのか。大変だろうな。
女はエレベーターの5階を押した。
｢さっきの話だけど、どこに行きたいとかないの？｣
『ん〜、特にないですね。
仕事が出来ればそれでいいので。』
｢君が異動するんだから、希望は
聞いておこうかと思ったんだけど...
じゃあ適当に割り振っちゃっていい？｣
『はい、宜しくお願い致します。』
5階に着くとまた会釈をしてエレベーターを降りた。
あいつも異動するんだ。しかも営業から。
ここはだいたい2パターン。
仕事の成果が認められて昇進するのか、
営業の忙しさについていけずに異動させられるのか。
あの様子だと前者っぽいけど。
仕事も出来んのかあいつ。
...掛け合ってみようかな。
思えばここが、俺たちの始まりだった。
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pino(プロフ) - KBさん» こちらでもコメントして下さって嬉しいです！うぇ！？私最高ですか！？ユンギさんと一緒に最高だなんて言って頂けて光栄です✨はい、これからも頑張っちゃいますので、楽しみにしててください！ (2021年10月29日 14時) (
レス) id: dde9bd1a1d (このIDを非表示/違反報告)
KB - 番外編、ありがとうございます！pinoさんとユンギさん最高です(^-^)これからも頑張ってください！応援してます(*´ω｀*) (2021年10月23日 22時) (レス) @page2 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2021年10月23日 13時
