八章 エレンの誕生日!2 ページ9
誰…!?
「誰だ。」
エレンが問う。
「この建物の、管理人だよ。
君たちはここでなにをしてるの?」
お、怒らない…のかな?
「こいつが俺の誕生日を祝ってくれたんだ。
それが何か?」
「ピアノの音がしてやってきたんだ。」
「え?」
「あのピアノからこんな生き生きとした
音が出るなんて思ってなかったからね」
「…。」
「君達は誰?」
「開拓地に住んでるエレンとAだ。」
「ピアノを弾いてたのがAって子?」
「は、はい。」
「A、これからもあのピアノで
演奏してくれる?」
「え…?」
「あのピアノは開拓地に住んでた一人の
天才音楽少女のために買ったんだ。
その子はとてもピアノが上手くて、そして
ギターやドラム、その他の楽器にも長けていた。
しかし、その子は調査兵団に入った。
だけどしょっちゅうここへ来ては
ピアノを弾いていた。
その子は壁外調査で生涯を終えた。
このピアノには、その子の魂が宿ってる、
そう思ってる。
君がピアノをノーミスで弾けるのはきっと
その子のおかげだよ。」
「そうなんですね…」
「君のピアノ、あの子のピアノに似てる。
今度聴かせてくれる?
いつでも、君の好きなように弾いてね。」
「!ありがとうございます!」
「良かったな。A。」
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
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