第七章 エレンの誕生日 ページ8
今日はエレンの誕生日。
プレゼントは私の今持っているお金の
ほとんどを使って、エレンに似合いそうな
上着を買った。
そしてもう一つのプレゼントが、
私がエレンの誕生日を知ったその日から
一生懸命作ったエレンのイメージ曲。
喜んでくれると良いな。
「あ、エレンーっ…!」
「!。A。」
「あのさ、エレン今日誕生日だよね。
プレゼント渡したいから
四時にいつもの小屋に来てくれる?」
「まじか…!
いいぜ。楽しみだ。」
「じゃあ四時ね。
私これから畑の仕事任されてるから…」
「頑張れよ!」
「うん…!ありがとう。」
土を耕す。
良い野菜ができるように。
おいしい小麦でパンを作れるように。
隣ではベレーネがアスパラガス、人参、
じゃがいもなどの春野菜を収穫している。
汗が流れる。
この仕事は力のある者しかできないとか
言われて…凄くきつい。
土が重いっ!!
四時
はぁっ…はぁっ…
つ、ついた。ギリギリ。
ガチャ
あああーーーっ
ここは日陰だから涼しい。
ガチャ
わっ…エレンかな…
「よう。仕事お疲れ様。」
「エレン…
ありがとね」
そう言って棚においておいた
プレゼントを渡す。
「開けていいか?」
「もちろん。サイズ違ったり気に入らなかったら
返品するから…」
「お前がくれたモンなら何でも嬉しいけどな」
ガサゴソ
いやまってよ。ちょーぜつ恥ずかしいよ!?
「おお!かっけえ!」
悩みに悩んだ結果、調査兵団の兵服の
失敗したやつ。
どこも糸がほつれたりしてない物は
調査兵団の皆さん行き。
これでもちゃんとしたブランド物なのよ!
「すげえ!調査兵団になった気分だ!
ありがとな!A!
すっげえ嬉しい!
大事にする!」
「喜んでもらえて何よりだよ。
それともう一つプレゼントがあって…」
ガタン
ピアノのふたを開ける
「エレンのイメージ曲作ったの。
聴いてくれる?」
「もちろん!」
「ありがとね!」
エレンは元気。だからペダルなんていらない。
スタッカートでやっていく。
ソ ミ レ ド シ レ ファ ミ
ドドー
シレファミレミドー
「ハッピーバースデーエレン!」
「ありがとう!
お前作曲もできるのかよ!
俺のイメージ曲また弾いてくれ!」
「うん!(ニコッ」
ガチャ
ドアが開く音。
誰…!?
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
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