三十六章 私の祈り ページ37
でも、抜け出して平気なのか……
不安も積もり始めた。
でもエレンは
「バレないように最善を尽くせばいいんだよ。
バレたらバレたで俺が何とかする」
とか言ってて……
二人で全力疾走約10分。
あの小屋に着いた。
ガチャ
小屋の扉を開ける。
この匂い、部屋、そしてピアノ
ここであった思い出が蘇る。
「A!乙女の祈り聴きたい。」
「エレンは乙女の祈り好きだね…!
いいよ。」
ガタン、とピアノの蓋を開け
白い白鍵黒い黒鍵が目の前にズラーッと並ぶ。
大屋根もペダルも白鍵も黒鍵も
何もかもが私達にお帰り、と
言っているような気がする。
「ただいま……」
ボソ、と呟いた。
ミーミレーレドードシーシ
ラーラソーソファーファミ…
乙女の祈り…
何でも祈って良いなら私は……
エレンとずっといれますように
って願おう。
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
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