第四章 急接近!? ページ4
「A、隠れるぞ。」
「う、うん」
私達は棚の後ろのわずかな隙間へ隠れた。
そこはすごく狭くて、息がしにくい。
「…ピアノのふたが開いてる…」
ば、ばれるっ…
グイッ…
え?
エレンが私の腕を引っ張る。
「もっとこっちに来い。バレる。」
そう言ってエレンは私をぎゅっと
抱きしめた。
余計に息が出来ないよ…っ
「…おっと、日が暮れてきた。」
管理人さ んはそう言うと小屋から出ていった。
「ふう…」
「危なかったな…」
「うん」
「見つかったらお前のピアノは
もう聴けなかったかもな。」
「えっ…あー…ありがと///」
「A、顔真っ赤だぞ。
熱でもあるのか?」
「な、ない…
多分…さっきまであまり息できなかったから」
「そうか。じゃあ、今は寝て、
明日またピアノ聴かせてくれよ。」
「そうさせてもらうよ…!」
「じゃあな。」
「ばいばいっ!」
ハァッ…エレンに顔真っ赤な理由、
バレたら大変だよ…
今日、分かったんだ。
私はエレンが好き。
きっと変わらないよ、この気持ちは。
たとえエレンが私のことを嫌いでも、
私はエレンが好き。
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
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