二十一章 時は過ぎ一年後 ページ22
一年後。
私は12歳になった。
ピアノの腕も上達した。
今年は選択の年。
訓練兵団に行くか
一生開拓地にいるか。
今日も約束の時間にあの小屋に行く。
ガチャ
「よう!A。」
「エレン、最近来るの早いね…」
「わりぃわりぃ」
そして新しく私のピアノを聴く人が。
「エレンはAのピアノが早く聴きたいって
ずっと言ってて……
僕には何もできないよ…」
「いざという時は私に任せて、アルミン。」
「ミカサは頼もしいや。」
そう。
ミカサとアルミン。
「あ、そういやA。」
「ん?」
「どうする?これから」
「どうするって…
訓練兵団に行くかどうかっていうこと?」
エレンは頷いた。
「皆はどうするの?」
「俺は……行く。訓練兵団に行く。」
「私も行く、エレンを守るために。」
「僕も行くよ。」
「待ってよエレン!このままじゃ…っ!」
「そのことはもちろん承知だ。
俺とAはこのままだと死ぬ運命だ。
だが、やらなくちゃいけねぇんだよ…
母さんの仇を……」
「エレン………」
私だけ行かなければエレンは死ななくて済む…
そしたら私はここに取り残されるの?
そんなの嫌だ。
「エレン、締め切りはいつ…?」
「明後日…」
「もう時間がない……
決めた。私も行く。
訓練兵団に……!」
「よし、決まりだ。
明日一緒に、四人で申し込みしに行くぞ。」
「「「うん…!」」」
次の日───
「外出届は出したか?」
「もちろん。」
「行くぞ」
「あ、あのさエレン…」
「?何だA……?」
「ベレーネもいい……?
ずっとあの木の裏にいるんだけど…」
「んあ。いいぞ」
まったく……世話が焼けるんだから……
木の裏へ小走りで向かう。
「行こう、ベレーネ。」
「うん。ありがとう、A。」
「いーえ。」
そして小走りでエレン達の所へ小走りで向かう。
「じゃあ、改めて……」
「「「「「出発ー!!!」」」」」
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
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