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十章 うわあぁぁぁ!?!? ページ11

お、やっぱ成長期の男の子は凄いな…重い。

筋肉…?

ポタッ

汗がボタボタたれる。

ジリジリと日差しが差し痛い。

こっちも熱中症になっちゃう…

エレン、死んじゃ駄目だから……


まだ、保健室は遠い。

「……う…」

暑くて死にそう……

ゴツン

「うわあぁぁぁ!?!?」

ドテン

地面とくっついてる大きな石に躓いた。

「いったあ…」

エレンの重さと暑さと痛さが重なり地獄。

立たなきゃ。

立とうとするけど立てない……!?

足から血がどんどん出てくる。

それに足を挫いたようだ。

立てないのはきっとそれのせい。

どうしよう、このままじゃ

助けは呼べないしエレンが危険…

「あつ…い…」


死ぬ…

クラッ

ついに…駄目、か…

エレンを最後の力を振り絞って背負うけど

落ちてしまう。

バタ…

「A。」

ギュイ

「A、エレン、すぐ保健室に連れて行く。

心配はしなくて良い」

「ミカサ…?」

「A、貴方は怪我をしているの?

立てない?」

「う、うん。」

「ここから援助を求めるとしても

貴方とエレンは死ぬ。

私が担ぐから大人しくしてて。」

「えっ…え?

うわあっ」

ダダダダダダダ

ミカサが私とエレンを担ぎ超高速で走る

怪物かよ……


ガチャ

「怪我人と熱中症がいる。

お願いします」

「分かったよ。

この怪我の子少し待てる?」

「あ、はい。」

待てるかよ……この出血を見てよ……

足が血だらけに近いんですけど。

「あの…エレンを、助けて下さい

エレンは私のただ一人の家族…

もう家族を失いたくない……」

「涼しいところで安静にしてればよくなるよ。」

「私は仕事に戻ります。

お願いします。」

バタ…

「ミカサ…!待って。」

「……?」

「ありがとう。

ミカサがこなかったら私もエレンも死んでた」

「私はエレンを守らなくてはならない」

バタン




「止血しないとね、

滲みるけど我慢してね。」

「はい……うっ…痛い」



グルグル

包帯を巻いてもらった。

捻挫したところは湿布を貼って安静に。

スタッ

「安静にねー」

「はい」

エレンのいるベットに向かう。

カシャン

「……エレン…」

頭を撫でる。

「また私のピアノ聴いてね……」

カシャン


「ありがとうございました。

女子棟で静かにしてます」

「偉い偉い。

無理しちゃ駄目だから。

辛くなったら言ってね?」

「はい。」

十一章 力→←九章 エレン…!?



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設定タグ:音乃 , ピアノ , 進撃の巨人   
作品ジャンル:アニメ
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音乃@りんな(プロフ) - ありがとううみかちゃん!頑張る!作ったら教えてね~! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 6e01838b95 (このIDを非表示/違反報告)
うみか - うみかきたよ!この作品頑張ってね!私もいつか作品作るね。 (2019年8月4日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音乃@りんな | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年8月4日 15時

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