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メンバーにはいつも支えられていて、キスマイ担当で良かったと心から思う。
本当に幸せ者だな、私。




キスマイのみんなは常に上を目指していて、どんどん前へ進んでいってる。
たまにジェットコースター並にビュンビュンいっちゃうからついていくのも必死で。




でもそんなみんなを見てると自分も前に進まなきゃ、後ろを振り返っちゃダメだって前向きな気持ちになれた。




東京に戻るなり、ずっと捨てられずにいたツトムとの写真や思い出のものを全部処分して連絡先も消去。




整理してる間にふと手に取った細長い瓶。
わたしが使っていたのをツトムが気に入って一緒に使うようになったジョーマローンの香水。




これ、気に入ってるんだよなー...
元々わたしが好きで使ってたんだし、これはいいか。継続!




そして隣に置いてあるDIESELの腕時計。
これもお揃いで買ったけど、仕事用にしてるし使いやすいからまだつけたい...継続...?




結局この2つは処分することが出来なかった。




家からツトムに関係するものがなくなったと同時に寂しさが増して、良かれと思ってやったことが逆効果だったみたいで早く忘れなきゃ、早く...ってずっと思っていた。




そしてアリーナツアーの幕を閉じる仙台公演。




1日目が終わったあとにスタッフみんなとバーベキュー大会を開催。




普段話せないようなスタッフさんと色々話したかったのに、秋からのキスブサの枠移動の件や、裕太の秋ドラマの件で社用携帯は鳴りまくりで。




やっと電話が落ち着いたと思った頃に裕太に声をかけられて、一緒に散歩することに。




裕太と一緒にいると、気を張らないでいいというかゆるーい感じで本当に楽。




散歩しながら周りから聞こえてくる虫の音の真似をしたり、自分の影を使って遊んだりする裕太。




いきなり、



玉「ねぇ、もしあの月がここに落ちてきたらどうする?」




とか聞いてきたり笑。




10分くらい歩いたところに川が見える橋があったから、そこでちょっと休憩。




さっきまで幼稚園児みたいだったのに、急に心配そうな顔で札幌の日のことを聞いてきて、しかもツトムのこと見たことあるとか言い出すから不意打ちすぎて動揺してしまった。




でもなんだか裕太には弱い自分を見せることができて、早く前を向いて歩きたいのにツトムのことを忘れられない悔しい気持ちが溢れて泣いてしまって。




そんな私を裕太は何も言わず、優しくずっと頭を撫でてくれていた。

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作者名:sakura | 作成日時:2018年2月15日 22時

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