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帰りのタクシーの中、自分の情けなさに落ち込む。
メンバーはきちんと体調整えてるのに、こんな大事な日にいつも体調を崩す自分。
特に最近はいつも以上に予防してたのに…
家に帰りモコモコのパジャマに着替え、化粧を落としてベッドに潜り込んだ。
早く寝たいのにまだ寒気は止まらずなかなか寝付けない。
みんな、CDTVちゃんと歌えたかな…
そんなことを考えているうちにいつの間にか眠りに落ちていた。
「…ちゃん…Aちゃん」
目を覚ますとぼんやりと見慣れた顔が目に入る。
A「裕太…」
玉「起こしてごめんね。具合どう?」
A「ん、大丈夫」
玉「んは!こんな熱あるのにどこが大丈夫なの?本当素直じゃないわ」
裕太のくしゃくしゃな笑顔は本当に元気が出る。
A「本番…どうだった?」
玉「無事終わったよ。車の鍵、玄関に置いてるから」
A「ホントごめん…」
玉「てか何回も言ってるけどさ、帰ってきたらちゃんと玄関の鍵しめないと駄目だよ?いつも開けっぱなしじゃん笑」
A「すいません…」
玉「俺、今日ここにお泊まりしてもいい?心配だし」
A「え、本当大丈夫だよ!裕太も疲れてるし、ちゃんと自分の家で寝な?」
玉「自分の家にいた方が心配で寝れないわ。ってことで決定〜!着替え取りに行って来るね」
A「うつっても知らないからね」
玉「Aちゃんの風邪なら、もらいたいくらい」
そう言うといい子に寝てるんだよ〜とか言いながら鼻歌歌って出て行った。
本当どこまで優しいんだか。
水、飲みたいな…
A「え…」
冷蔵庫を開けてびっくり。
ポカリに栄養ドリンク、ゼリー、プリン、ヨーグルトまで。
買ってきてくれたんだ…
ありがたくポカリ頂くことにしようかな。
ボト!
手に力が入らずペットボトルがコロコロ。
A「あららら」
慌てて拾おうと思ったら、また立ちくらみ。
やば…
とりあえずその場に座りこむ。
しんどいよ…
誰か助けて…
ガチャ
玉「わ!Aちゃん!大丈夫?」
A「裕太…ごめん。せっかく買ってきてくれたポカリ落としちゃった」
玉「そんなのどうでもいいから。ほら、ちゃんとベッドで休も?」
そう言われると、ふわっと身体が浮いた。
A「ちょ!裕太!大丈夫!1人で歩ける!」
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pianotama(プロフ) - ガヤちゃんさん» いつもコメントありがとうございます!(^^)玉ちゃんとどうしていこうか、ある程度は考えているのですがまだまとまらず、書きながら考えてます笑。こんな作者ですがこれからもお付き合いお願い致します|ω・) (2018年1月25日 1時) (レス) id: a8a35fe948 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤちゃん(プロフ) - キンプリのマネージャー……異動とは辛いですねどっちにしろ玉ちゃんとの関係性が気になりすぎてます!!どうか異動だけはって感情的になって読んでしまいました笑 (2018年1月24日 3時) (レス) id: 05a1fe70ef (このIDを非表示/違反報告)
pianotama(プロフ) - ガヤちゃんさん» こんばんは!コメありがとうございます(^^) 社会人のため、なかなか更新できませんがちょこちょこでも書いていけるよう頑張ります!待ってる方がいてくれるだけで幸せです(o^^o) (2018年1月17日 0時) (レス) id: a8a35fe948 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤちゃん(プロフ) - こんにちは!初コメです。とっても面白くて続きが気になってうずうずしてます!更新楽しみに待ってるので頑張って下さい!! (2018年1月16日 1時) (レス) id: 05a1fe70ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sakura | 作成日時:2018年1月14日 21時