16. ページ16
亮「ごめんっ、今の話忘れて!」
必死に手を合わせて謝ってくる。
A「え?何?めっちゃ気になるんだけど」
亮「俺の口からは言えないわ」
吉「あ、青山さんいいところに。ちょっといい?」
A「はい!」
吉「野原くんごめん、ちょっと2人で休憩も兼ねて出てくるからここよろしくね。何かあったら電話して」
亮「わかりました」
吉田さんと休憩出るとか何年ぶりだろ。
吉「青山さん、何食べる?」
メニューをすっと差し出してくれる吉田さんはさすがダンディ。
A「じゃあー、オムライスお願いします」
テレビ局を出てすぐの通りにある、こじんまりとしたレトロな喫茶店。
お客さんは私たちだけで、店内はキッチンから聞こえてくるカチャカチャとした音のみ。
水を一口飲んで吉田さんが口を開いた。
吉「体調、大丈夫?」
A「はい!もうすっかりよくなりました。ご迷惑おかけして本当にすみませんでした」
吉「それは良かった。いろいろ青山さんに任せてばっかりだったしね。申し訳ない」
A「いえ!私なんてまだまだ...」
吉「本当にいつも助かってるよ」
A「ありがとうございます」
吉「本題なんだけど...明日キンプリのデビュー発表がある」
A「そうなんですか?やっとですね!あの子達頑張ってましたし」
吉「それで、それに伴って3月から担当のマネージャーを3人付けるようになるんだけど、ジャニーさんがぜひ青山さんにキンプリのチーフマネージャーをお願いしたいっておっしゃってくださってるんだ」
A「え...」
吉「青山さんももう入社して7年経ったし、働き具合を見てても任せてももう大丈夫だと僕も思ってる」
ちょっと待って...
低くてゆっくりとした吉田さんの声はとても聞き取りやすいはずなのに、今日は耳に入ってこない。
チーフマネージャーに抜擢されていることはとても嬉しいこと。
しかしキンプリのマネージャーになるってことはキスマイから離れるということ。
デビュー前から頑張っているキスマイをずっと近くで見ていたし、これからもずっと一緒に過ごせるものだと思っていた。
やっと念願だった5大ドームツアーが決定して、それに向けてこれから準備するところだったのに...
ジャニーさんが決めた異動は、基本的に断ることができない。
900人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pianotama(プロフ) - ガヤちゃんさん» いつもコメントありがとうございます!(^^)玉ちゃんとどうしていこうか、ある程度は考えているのですがまだまとまらず、書きながら考えてます笑。こんな作者ですがこれからもお付き合いお願い致します|ω・) (2018年1月25日 1時) (レス) id: a8a35fe948 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤちゃん(プロフ) - キンプリのマネージャー……異動とは辛いですねどっちにしろ玉ちゃんとの関係性が気になりすぎてます!!どうか異動だけはって感情的になって読んでしまいました笑 (2018年1月24日 3時) (レス) id: 05a1fe70ef (このIDを非表示/違反報告)
pianotama(プロフ) - ガヤちゃんさん» こんばんは!コメありがとうございます(^^) 社会人のため、なかなか更新できませんがちょこちょこでも書いていけるよう頑張ります!待ってる方がいてくれるだけで幸せです(o^^o) (2018年1月17日 0時) (レス) id: a8a35fe948 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤちゃん(プロフ) - こんにちは!初コメです。とっても面白くて続きが気になってうずうずしてます!更新楽しみに待ってるので頑張って下さい!! (2018年1月16日 1時) (レス) id: 05a1fe70ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sakura | 作成日時:2018年1月14日 21時