ページ ページ37
・
酔いに任せて
もう助手席に俺以外乗せないで、って小さく言ってみたら
ジェシーは暗闇の中でも分かりやすく赤面して勿論、と返した。
ブランデーみたいに濃厚な、甘い空気にくらくらする。
今まではどこに行くにも俺が連れていく前提だったのに
まさかジェシーがサプライズでどこかへ連れて行ってくれる日がくるなんて。
高「ジェシー…ほんとにありがとう」
ジ「ううん……俺の方が、ずっとこーちに感謝してるから」
目の前の信号が赤に変わった。
ジェシーはふわりと微笑んで、触れるだけのキスをした。
・
・
ジ「よし、着いた」
高「ありがとう。お疲れ様」
ジェシーがひと仕事終えたという風に、ぐんと伸びをした。
暗くてよく分からないけど、どうやらここは山の中にある展望台らしい。
車を降りると、夏の手前の爽やかな夜風が頬を撫でた。
少し寒いくらいだな、と腕を摩ると、すかさずジェシーが上着を被せてくれる。
空気がおいしい。
ふと空を見上げると
_________そこには、満点の星空が広がっていた。
高「わ………きれー……」
背後からジェシーが包み込むように俺に覆い被さる。
ジ「hehe、綺麗でしょ…ここ、昔パパがよく連れてきてくれてさ。…今度来る時は、いちばん大切な人と一緒に来ようと思ってたんだよね」
振り向けば、ちゅっとかわいい音を立てて唇が重なった。
俺は何度ジェシーに堕ちるんだろう。
嬉しさと恥ずかしさでジェシーの腕にぐりぐりと顔を押し付けると、ジェシーは擽ったい！と体を捩る。
ねぇ、俺今死ぬほど幸せだよ。
大好きだよ。
言葉にする代わりに、俺はちょっと背伸びをして
ジェシーにキスをした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななみや(プロフ) - ちなさん» ちなさん、いつもありがとうございます♡最年長コンビ、ほんとに可愛いですよね〜！ちょっと不安だったのですが、ラブいただけて良かったです( ´-` )ライブ、行きたいですね〜！！ (2022年11月18日 20時) (
レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - ふわふわ…ほのぼの…最年長コンビ、尊いですね！！マイナスイオンです。いつも私に萌えをありがとうございます♡ラブです^_^そしてリアルもこっちもライブがんばれ！ですね！行きたいですねー…。。。 (2022年11月18日 19時) (レス) id: 83fa992d20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななみや | 作成日時：2022年9月20日 0時
