Rolling2 (ページ14)

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【yg side】

幼馴染の結婚式に出席して以来。
北斗の愛情表現がよりストレートになった。

「ずっと一緒にいる」という言葉を体現するようになったのだ。

洗濯物を干していても後ろからぎゅう、と抱きついてくるし。歯を磨いている時間も俺を小脇に抱えてくるし。
2人きりの時間は、見えないしっぽをひょこひょこさせてずっと後ろにくっついてくる。

普段口数が少なくて、感情が分かりにくい彼だから、そういうのは正直めちゃくちゃ嬉しい。
……………本当に、かわいい。

かわいい、んだけど。かわいすぎて。

心臓が、もたない…………………。

朝食の食器を洗っている今も、北斗は洗い上げた食器を拭きながら、俺に頭を擦り寄せてくる。

高「北斗……………あの、お皿割っちゃいそうになるから、今は控えて…………」

北「無理。」

高「無理って………。俺、最近キャパオーバーしそうだよ………もう、どうすればいいか分かんねぇくらい、北斗と居ると苦しい……。」

北「ふふ。好きすぎて苦しい？何が分からないの？俺はこーちが好きって事しかわかんない。」

そんな甘すぎるセリフを吐いて北斗は額にキスをする。

はぁ…………勘弁してよ……。。

こんな空気になれば、またベッドに逆戻りだ。

高「俺仕事あるし、北斗も大学あるんだからだめだってぇ…。」

北「ダメじゃない。」

高「はぁ…俺ら老夫婦みたいな生活してんのに、北斗の性欲だけは現役大学生だな……………」

北「俺の性欲は死ぬまで現役。やさしくするから。ね。」

そんなことを言ってとろとろの笑顔を向けられれば、俺の身体はぶよぶよの海月のように力が抜けてしまって。

すっかり彼に絆されているなぁと思う。