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第1章 不死鳥と呼ばれる少女 1 ページ2

ゴポッ・・ゴポッ・・・

ピィー・・・ピィー・・

水の音、機械の音が響く部屋。

そこには白衣を着た大人と、水が詰まった機械の中に鎖でつながれ瞳を硬く閉ざしている少女がいた。

ウィィィン

扉が開く音と共に、コツンとヒールの音を鳴らしながら機械の中にいる少女に一人の女の子が近づく。

その少女は年は中学生ぐらいで、おしりまである長い髪を三つ網で束ねていた。

「測定値は?」

大人たちに少女は言う。

大人たちはその少女に資料を渡した。

「・・・銃弾三発・・・ほんと・・・美香ちゃんって死ぬきなの・・?」

少女はもらった資料を馴れた手つきでぺらぺらめくってゆく。

「・・・とりあえず、命に別状はないわね・・・。」

少女は資料を近くのものに渡すと、少女の入っている機械のキーボードに触れる。

そして、とてつもない速さで何かをうっていく。

そしてうち終わると同時に、機械から水はどんどん抜かれ、水の中に浮いていた少女の体は機械の上に着地した。

「調子はどう?美香ちゃん。」

その問いかけに機械の中で今の今まで硬く瞳を閉ざしていた少女の瞳がゆっくりと開く。

「良いわよ。劉(リュウ)万姫(ワンジェン)、あなたのおかげでね・・・。」

美香と呼ばれた少女。

本名、鳳(おおとり)美香。

幼い頃に事故で家族を亡くし、おじに引き取られた。

学校、日常生活では鳳翔(ほうしょう)美香と名乗る。

所属チーム『Phoenix』

隊長 所属ナンバー1

本部所属チーム。

そして、万姫と呼ばれた少女。

本名、劉万姫。

元中国支部科学班所属の現本部科学班所属。

万年に一人の天才少女と呼ばれる。

所属班『ブレイク研究班』

役職 班長

「でも、美香ちゃん・・・無茶しすぎよ・・・。」

万姫は心配そうに美香を見つめた。

そんな彼女に、美香は微笑みかける。

「大丈夫よ。どうせ私・・・」

そこまで言ったとたんのことだ。

美香から笑顔は消えた。

そして・・

「死ねないんだから・・・・。」

どこかさびしそうにそう言い放った。

〜おまけ〜

花「どうも。花舞美衣です。」

海「海松城梅也で〜す!」

花「まぁ、聖帝のほう呼んでくれてた人なら俺らのことわかると思うけど、わからない人のために説明していきます。名前・・むずいから・・」

海「じゃぁ、次の話からやっちゃうんで、俺の名前、なんて読むか考えててねぇ〜」

花「あと、評価、コメント待ってるんでよろしく。」

続く。

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作者名:鳳かおる | 作者ホームページ:http://vanpaiatatinoohimesama.web.fc2.com/  
作成日時:2014年6月10日 15時

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