デス・スター ページ8
エンドア・海の月ケフ・バー
ミレニアム・ファルコンは、勢い良く地面に着陸した。乱暴な着陸に、ミレニアム・ファルコンはいつまで耐えられるのやらとナナは思った。
「ごめん、みんな…ウェイファインダーを見つけられなかった…。」
「…良いさ。お前が無事で良かった。それにこっちは、しっかり手掛かりを見つけてここまで来たんだ。」
「でも無理は禁物よ。ナナは1人で抱えすぎよ。」
「みんなで頑張ろう。」
ポーやレイ、フィンがナナを勇気付ける。
ナナは、海に沈むデス・スターを見つめた。
「エンドアの星、第二デス・スターにそれは眠る。その場所は短剣のみが語る…。ウェイファインダーはデス・スターの中にあるのか…。」
「でも、どこに?」
ポーとレイは思案した。
ナナはふと思いつき、ポーから短剣を受け取ると、短剣をデス・スターにかざす。短剣の鍔を引っ張ると、スライドし、半円状に形を変えた。
「短剣のみが語る…。」
ナナは、短剣の形とデス・スターの形と一致する部分を見つけた。短剣が示す場所にそれはある。
そこに、騎獣オーバクに乗った、この星に住む住民がやって来た。
「…酷い着地ね。」
「…良い方だ。」
「あんた達、レジスタンス?ここに来るって連絡があったんだ。…私はジャナ。」
彼らは、ナナたちを襲いに来たのではなく、来ることを知っていたようだ。
「私達、あそこに行きたいの!手伝ってくれない?」
「…海を渡りたいのね?あるわ。シー・スキッフならあそこに行けるけど…今日は波が強くて行けない。」
「…そんな…あと一歩なのに…早くしないと…。」
「気持ちは分かるわ。でも危険よ。明日の朝なら行けると思うわ。」
ポー達は、ミレニアム・ファルコンの整備に戻った。
ジャナ達も、1度その場を去った。
ナナは1人焦っていた。刻々と迫るリミット、自分の真の目的を達成するには、目の前にあるウェイファインダーを、手に入れなければならないからだ。
(待っていられない!)
ナナは、悪いことだと思いつつ、シー・スキッフを盗み、デス・スターへと向かった。
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岡P(プロフ) - 素敵なお話しですね。これからも素敵なお話し楽しみにしています。更新心待ちにしています。頑張って下さいね。 (2020年10月5日 14時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年2月25日 18時