この気持ち ページ21
男主 side
拓也に連れて行かれるまま電車に乗って自宅へと帰っていった
部屋に入るなり突然拓也に抱き着かれた
江「スイマセン、本当はこんな気持ち先輩を困らせるだけだとは思ってるんです
だから、せめて今だけはこのままでいさせてください」
俺が理解できるように向き合って言ってくれる拓也
理解しながら、もしかして拓也は嫉妬したのではないだろうかと考えた
でも、なんで俺なんかに嫉妬するんだろうか
少し拓也の言い草に疑問を浮かべながら俺はただただ拓也に抱きしめられた
拓也が嫉妬してくれているということに少し喜んでいる自分と安心している自分に困惑しながら
拓也のくれるぬくもりに触れていた
拓也が放してくれたのはそれから10分くらいが経過したときだと思う
声をかけてくれた時のような怖さはもう抜けて
少しだけ寂しそうな顔をしていた
そんな拓也の顔を見て俺は拓也を抱きしめた
自分なりに、多分昔みたいに話せてると思う
なんて言ってるのかは自分では聞き取れないが少しずつ肩口がぬれていることには気が付いた
俺はより一層抱きしめる力を強くした
多分、これが恋なんだと気が付いてる
これ以上放置したら俺はこじらせてしまうんじゃないかとも思う
だから、気が付いた今に
拓也が嫉妬したという事実を知れたこの一瞬にかけてみた
“たく、、、や、、、おれは、、、おまえの、、、そういう、、と、こ、、だい、、、す、き、、、だぞ、、、おれ、、、が、、、たく、やの、、こと、、まも、、、っ、、て、あげ、、る”
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れい(プロフ) - むっっちゃ面白かったです!! (6月28日 13時) (レス) @page25 id: 2e6312d205 (このIDを非表示/違反報告)
暁・悠弥(プロフ) - ご指摘ありがとうございます、すぐに直したいと思います (2022年8月5日 22時) (携帯から) (レス) id: e231af0dc4 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - とある後輩の部分で軟調ではなく難聴では? (2022年8月5日 22時) (レス) @page1 id: ba616e2457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁@悠弥 | 作成日時:2022年6月7日 22時