知らない気持ち(不注意江口side) ページ19
江口 side
先輩が久しぶりに一人で外に出ると決めたらしい
それは今日だった
どんな感じなのか尾行したかったのだが生憎仕事が入っていた
出来るだけ早く仕事を終わらせて、先輩のGPSを頼りに先輩の元へと向かった
美術館にあるGPSは昔の先輩と同じだった、毎回休みになるたびに休憩時間が長いたびに美術館や博物館に通って
楽しそうに眺めている先輩は普段の仕事姿より圧倒的に幼く見えた
まるで新しいものを知ることが楽しい子供のような瞳でたくさんの情報を手に入れて満足した顔で眺めているのだ
そんなことを考えている間にいつの間にか最寄り駅に着いた
更に美術館に向かって足を進めた
美術館についてすぐ、先輩を見つけた
でも、徹也さんがいた
なんか、イラっとした
「何してるんですか?徹也さん」
放った言葉は想像より低く、機嫌の悪そうな声だった
先輩は俺に気が付いてこちらを見てくれる
柿「江口はこのこと知ってたの?A先輩がやめるってこと」
当時の事か、、、
「はい、当時一番お世話になっていましたから、、、」
柿「そうなんだ、、じゃあなんで黙ってたの」
「先輩が希望したからです、、先輩がやめた理由を誰にも知られたくないって」
どうしたらいいのか困惑した表情の先輩を見て、少し可愛いと思うのはいいだろう
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れい(プロフ) - むっっちゃ面白かったです!! (6月28日 13時) (レス) @page25 id: 2e6312d205 (このIDを非表示/違反報告)
暁・悠弥(プロフ) - ご指摘ありがとうございます、すぐに直したいと思います (2022年8月5日 22時) (携帯から) (レス) id: e231af0dc4 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - とある後輩の部分で軟調ではなく難聴では? (2022年8月5日 22時) (レス) @page1 id: ba616e2457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁@悠弥 | 作成日時:2022年6月7日 22時