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59話:奇跡の体質 ページ29

と、頬に付いていた汚れを裾で拭いながら言うと、そうなんだ…と残念そうながらも安心した様に言われた。









「本当に無事で良かった…」

『…皆に心配掛けたな、悪かった』









と、ふと沖矢さんを見ると…
その瞬間抱き締められた。









『うぉっ』









咄嗟に周りを見る、うひゃー見られてはいないけど結構いる、物陰だからまだ良いけど普通に恥ずかしいぞ！警察官達はもう居ないから良いが…ちょっ！

コナン君見ないでくれぇええええ！！









『あぁ悪かった！心配掛けた、けど
俺は無事だ、だから一旦離れて落ちt』









と言った瞬間、ギュウウ！
と腕の力が更に強くなった。









『……これは、重症か…？』

「…昴さん、ずっと落ち込んでいたんだよ？ずっとね、ホテルを睨んでいたんだよ？その位昴さんはAさんが心配だったんだ、



…僕もそんな昴さん見た事無かった位にね」









と、コナン君は目を伏せてしまった。





その時、沖矢さんは漸く喋り出した。









「…貴方は、何故あの時、
行ってしまったんですか？」









と、そのままの体勢で言った、





あの時…むざむざと上へ行った事か。









『…あのまま応じなかったら何されるか
分からない、腹いせに爆破されたら…





行くしか無かったし、
俺は死なない自信があった』









そう言うと、え、とでも言うかの様に
漸く顔を上げる沖矢さん…とコナン君。









　









『俺、巻き込まれ体質に反して
超幸運体質でもあるんだ』









と無邪気に沖矢さんをギュウと
抱き締め笑う、笑いながら話を続けた。









『あの時シャンデリアの時も全く痛くなかった、何かが分泌して痛感がたまたま麻痺して苦しまずに済んだ、

それに普通あるであろう後遺症も無く
無事だった、それだけでも幸運、



今まで何回も危険があったがそれも全然無事な事が多かったし苦しいとも思った事が無い』









と、所々頭を撫でたり抱き締め直したり頬擦りしたりと、我ながら可愛い笑顔で可愛がりながら明るい声で言い切ってやった。









『それに加え常人の数倍治癒力が
あったから安心して行けたんだよ』









そこでパッと離れる、するとあーあ、
顔を真っ赤にして照れている沖矢さん、
しかも目ぇ開いて赤井さん出てるし…はぁ。









　









『可愛い人だな、沖矢さん』






　


と、また俺は笑ってやった。

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ポテト - 主人公が赤井さんに起こる場面のセリフ「おきやぁ！」が「おぎゃぁ！」に見えてしまって吹きました笑　小説面白いです！頑張ってください！ (2023年1月26日 20時) (レス) @page18 id: 1c2bcbd3b2 (このIDを非表示/違反報告)
 Tyrant(タイラント)(プロフ) - みねさん» えー、一分曲だと思うんですけど、【すりぃ】さんのですよ？後ありがとうございます！ (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
 みね - あの〜、今更ですけどエゴロックって3分ぐらいあると思います。後最高でした！ (2021年2月26日 7時) (レス) id: 020e8c48d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：Tyrant(タイラント) | 作成日時：2020年3月23日 23時

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