検索窓
今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:180,531 hit

60話:ロイヤルルーム ページ30

……その後、部下達は逮捕、ボスは逃走中との事らしい、警察が隅々までホテルを調べたが異常無し、という事で全員ホテルへ帰って良いとお客達に伝えられた。
本来事件が起こったホテルで泊まらすのは駄目なのだが、人数が人数、それに一泊10万という高級ホテルが無駄になるのは全員嫌がった、だから仕方無くスターライトホテルに泊まる事になったのだ。









『(俺のせいっちゃ俺のせいだが、
その件で謝るのは違うな、よし)




沖矢さんごめん、折角の旅行なのに』

「いえいえ、全員無事で良かったです」

『だなぁ、誰一人犠牲にならなくて良かった』









と、廊下で話していた。





ちなみに俺達は最上階近くのロイヤルルームというVIP部屋(クソ高い)だ、元々豪華なホテルなのに更に超豪華だ。









『夜遅いし、おやすみ』

「はい、おやすみなさい」









俺達は各々隣の部屋に入って行った。





さて、仕事すっか。
_________________________________________



薄暗い部屋でカタカタカタ、という
キーボードのキーを叩く音だけが響く、

ちょっと暗い方が気分が入るからいつも仕事をする時はこの位が良い、






まるでライと初めて会ったバーみたいだ、
と考えている時、ピンポーンと音が聴こえた。

手元のマイクで『開けたぞ』と伝える。









ガチャ





『沖矢さん、どうした?』

「…!」









何故かカァッと頬が赤くなる沖矢さん。









『どうした?』

「…お仕事中、お邪魔してすみません…」









あぁ、もしかして…あのバーと同じ様に仕事している姿があの時と同じに見えたのだろう、あんなイタズラも思い出したのかな?









「あの…お仕事、見ていても良いですか?」

『…パソコン覗かないなら良いぞ』









…と、沖矢さんは斜め横から
俺の仕事の見学をする事になった。









『………』

「………」









俺はただ前の世界産のスマホの歌詞を覗き見して入力して保存して…俺の好きな曲は幾らでもある、切れは無い。

それをひたすら一時間…今の時刻はもう11時、沖矢さんは飽きが来ないのか?ずっと見てる…なんだか眠くなってしまった。





つい、つい…居眠りをしてしまった。







 

けど意識はある、そう、あの時の様に…。

この小説の続きへ→←59話:奇跡の体質



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ポテト - 主人公が赤井さんに起こる場面のセリフ「おきやぁ!」が「おぎゃぁ!」に見えてしまって吹きました笑 小説面白いです!頑張ってください! (2023年1月26日 20時) (レス) @page18 id: 1c2bcbd3b2 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - みねさん» えー、一分曲だと思うんですけど、【すりぃ】さんのですよ?後ありがとうございます! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
みね - あの〜、今更ですけどエゴロックって3分ぐらいあると思います。後最高でした! (2021年2月26日 7時) (レス) id: 020e8c48d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年3月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。