10話;強いのも格好良い ページ11
…後日に、またバスの中で会った彼が、バスジャック犯の銃を奪い、その細い腕でやったとは思えない握力で銃をバキバキにへし折り、床に片手でバラ撒き、
『俺が此処に居たのが運の尽きだったな、
銃を撃つ覚悟があるなら、
撃たれる覚悟も持ちな』
と、もう一人の銃も奪い取ってソイツらに突き付けた時は格好良すぎて痺れたと同時にときめきを風邪のフリの咳で誤魔化した。
しかも爆弾も数分で冷静に
解体していたのも惚れた。
「…という事だ、どうだボウヤ、
彼は格好良いだろう??」
「…それは…格好良いね」
バスジャックの時、ボウヤは彼の力で彼を疑っていたそうだが、俺が頑張って彼の良さと格好良さを伝えたら神妙な顔して頷いてくれた、良かった。
「1000年に一度の天才、A…
歌も聴いてみたけど、あれは…天才だね」
「だろう?」
「小説も読んでみたけど…ハマっちゃった」
「やはり彼は凄いな」
そう言うと、
ボウヤはとんでもない事を言い出した。
「…もしかして、赤井さん、
Aさんの事好きなの?」
「((ブフッ!!」
「あっ、赤井さん!?」
…思わず吹いてしまった。
…なんて会話をした次の日、
彼を見付けてしまった。
本を持って期の下の
ベンチに座って眠っている、
…彼は昼寝が好きなのだろうか、
いつも寝ている彼を見る気がする。
…そして、俺はやってしまった。
「(やってしまった、やってしまった!)」
つい衝動的に告白してしまった、
溜め込み過ぎた「好き」がつい出て
しまった、今俺は、冷や汗で死にそうだ、
体と頭が一気に冷える感覚がする、勢いのままに言ってしまった、どうしよう怖い、彼はただ驚愕、困惑している、
彼の大きく、青く美しい目に俺が映る、無駄に意識して顔が熱くなる、そのまま沈黙が続いていたが、彼が一拍置いて、また目を合わせた。
『…俺のファンという意味で、か?』
「い、いいえ…ちがい、ます…」
『………俺と初対面か?』
「……はい……」
初対面で告白、酷い、酷すぎる、
俺ならすぐ断る位に意味が分からない、
それを今さっき俺がしてしまった、沖矢昴が嫌われた、これからしばらくは沖矢昴でいなければならないのに、嫌われた、辛い、辛すぎる、せめて本当の名前だけでも知りたか…
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Tyrant(タイラント)(プロフ) - EMIKOさん» Twitteyはやっておりません、すみません…(´;ω;`)URLがあればコピーして保存しますのでそちらでお願いします… (2020年4月19日 23時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!描いたらTwitterに送りたいのですがやっていらっしゃいますか? (2020年4月19日 21時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - EMIKOさん» マジスか!?良いんですか!?お願いしますありがとうございます!! (2020年4月19日 1時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年4月17日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - HA LUさん» ありがとうございますっ!!あと言い過ぎですっ!!私的に良いと思う所はまだまだありますのでお楽しみに! (2020年3月25日 21時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年3月22日 22時