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65話 ページ22

Asaid



有沙「ほーいそらるさん連れてきたぞーい。」


『テンション高いのか高くないのかよくわからないね君は。』


有沙「んで、どした?」




切り替え早いですね。



とりあえずまふの状況を説明する。



『そらるさん、直しかたわかります…?』


そらる「……ないこともない。」


まふ「えっ、本当ですかっ!?」


有沙「え、なにそれ私知らない!」



なんだか渋々言っているそらるさん。

そしてキラキラ目を輝かせてるまふ。

その隣に何で教えてくれなかったのと怒る有沙。



言われてなかったんだ……と少し可哀想に思う。



でもとりあえずはまふの耳と尻尾を無くさなければこの資料室から出られない。



『それってどうすれば良いんですか?』


そらる「……キス。」


『……えっ、』

まふ「えぇっ!?」

有沙「ちょっと待って、なにそれ!?」



そらるさんの一言に全員驚いていた。



まふ「キスって、あのキスですか……?」


そらる「それ以外になにがあんだよ。」



いやいや、そんな少女漫画みたいな設定ないでしょ、なんて少しの現実逃避。


第一何でキスなんかでこの症状が治まるのか不思議でたまらない。


普通なにかしら薬を飲んだりツボを押したり他の方法で治すのではないのか。




……だめだ、頭がパンクしそう。




有沙「え、じゃあそらるが猫耳生えたとき私にキスしたの!?」


そらる「してないよ、まず俺外でないから生えてても隠す必要ないし。
そんな不意討ちで出来るほど俺俊敏じゃない。」



そらるさんが淡々と言っていくうちに有沙のテンションも修まる。


まふの猫耳は先程生えてきたばっかだからまだまだ生えっぱなしだろう。


これはキスをしなければいけない展開なのだろうか。




『……まふ、どうする?』


まふ「どうするもなにも、ねぇ……」



顎に手をあてながら考える姿は様になっているが、ゆらゆら揺れる尻尾のアンバランスさがちょっと面白い。


バレない程度にチラチラ見ていると突然尻尾と耳がぴーんとたった。





まふ「よーし、わかった!


A、キスしよう!」


『え、ちょ、待て。今何て言った?』


まふ「だーかーら、キスしよ?」


『うん、何を通してその結論に至ったのかわからない。』


だってそれしか方法ないじゃーんと呑気にまふは言っているが私にとってはそれどころではない。







なんてったって、ファーストですからね。

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starlily(プロフ) - 鉈君さん» おぉっ!書いてみます!リクエストありがとうございます! (2020年3月28日 1時) (レス) id: f931f235d1 (このIDを非表示/違反報告)
鉈君 - リクエスト、なんですけど、。あの、どっちでもいいので風邪引いて看病する所が、みたいです (2020年3月28日 0時) (レス) id: 2979a296ed (このIDを非表示/違反報告)
starlily(プロフ) - ちょこさん» 返信遅れて申し訳ありません。その後話ですか…書いてみますね!リクエストとかあれば番外編として書くこともできますよ! (2020年1月24日 2時) (レス) id: f931f235d1 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2020年1月7日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
starlily(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» ありがとうございます!終わり方個人的に不安なとこあったのでそういって頂けると有り難いです!最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!! (2019年10月21日 20時) (レス) id: f931f235d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:starlily☆ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月30日 18時

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