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【雄也side】
只今、PM6:25。和人が帰ってくるまで、後5分。
俺達は(裕翔を除いて)慧が立てた作戦の最終確認を、この短い時間の間で行う事にした。
侑「ね、ねぇ...この作戦、本当に大丈夫かな?僕ちょっと、怖くなってきちゃったんだけど...」
慧「大丈夫大丈夫!もう決めた事だし、僕達にゃら出来るって!」
発案者である慧は、目に少し不安の色を浮かべながらも、口調や表情はハキハキとしていた。
俺は、というと...まぁ、アレだな。“無”の感情だな。それが一番。←
もちろん、色んな思いも込み上げてくるけど、気にしすぎても仕方ねぇし。
慧の言う通り、もう俺達で決めた事なんだし、今更怖じ気付いても遅いし。
そんな事を考えながらも、慧達との話し合いを進めていると。
ガチャッ
和「...ただいま〜...」
和人が何やら落ち込んだ表情で、家の中へと足を踏み入れてきた。
その瞬間俺達は、バッと迅速なスピードでお互いから離れ、思い思いの姿勢を取った。
そして「おかえりなさい」の意味を込め、和人の方を上目遣いで見上げた。
その瞬間和人は、俺達に勢いよく抱きついてきて、「うぅ〜...」と、普段の和人からは想像できないぐらい、低い声を出して項垂れていた。
和「もうさ〜、今日は仕事で、ミスばっかり...おっさんの上司からは、取引先と上手くいかなかったとかいう理由で、八つ当たりされて、同期からは頼まれてた企画書を、昨日の夜仕上げてたんだけど、間違えて全部削除しちゃって、すっげぇ怒られて...もうやだよ〜...俺だって人間なんだからさ〜、間違える事だって多々あるし、酷い事言われたら傷付くし〜...」
なるほど...要は凄ぇ落ち込んでるっつー事か...。
これは...もしかすると、チャンスかもしれねぇな?
仕事のストレスで、全てが極限状態になっている和人の、心の隙間に俺達が入り込めさえすれば...。
そしたらもう、俺達が勝ったも同然!
まぁかと言って、油断はしねぇけどな。
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蜂蜜色羽(プロフ) - ちぃたまさん» 本っ当にありがとうo(;_;)o♪ う〜ん...残念知念、違います!笑 ごめんね〜...(´>人<`)正解は、係員さんです!何気、お気に入りのキャラクターなんですよね〜笑 (2018年6月10日 21時) (レス) id: 31b17e5fce (このIDを非表示/違反報告)
ちぃたま(プロフ) - 蜂蜜色羽さん» いえいえ〜♪ほんっとに面白かったよ♪そこが気になったんよね〜… ……知念くんとか?笑う〜ん…違うかなぁ?笑 (2018年6月10日 20時) (レス) id: d628ab8624 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色羽(プロフ) - ちぃちゃ〜ん!最後まで付き合ってくれて、しかもお祝いコメントまでくれて、本当にありがとう〜∴(´>∀<`)∴ こんな見切り発車作品を、面白いって言ってくれてありがとう♪笑 ちなみにエピローグで語られてた方、どなたか分かりますか?笑 (2018年6月10日 19時) (レス) id: 31b17e5fce (このIDを非表示/違反報告)
ちぃたま(プロフ) - 蜂蜜ちゃん!やっほ〜♪エピローグまで全部見たよ♪すごい面白かった!物語完結おめでとう〜♪パチパチ(*°▽°*) (2018年6月10日 19時) (レス) id: d628ab8624 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色羽(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん!来て下さって、ありがとうございます!そしてコメントまで...もう本当に、感謝の限りです(´;ω;`)そろそろ完結させようと思っていますので、それからもよろしくお願い致します♪ (2018年6月9日 12時) (レス) id: 31b17e5fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜂蜜色羽 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yamaketo049/
作成日時:2018年5月11日 0時