06 ページ6
.
樹「カンパーイ！！！」
『か、乾杯..』
「... 」
やっぱり来なきゃよかった。
彼女だって、樹と一緒に俺が来たのを見た時、なんで来たの？とでも言いたげな表情を一瞬覗かせたからね。
俺がそっちの立場でも思うわ。
ごめん。
全然、乾杯！なんて言えるような気分じゃねえよ....
樹「なんだよ北斗〜！！かんぱ..ってそうだよな！
お前彼女と別れたばっかだもんな！笑笑
まぁ、今日は飲めよ！！」
そう言って、俺の持つグラスを鳴らした。
なるほど、俺がノリ気じゃないのは彼女と別れたからになってるのか。
まぁ、それでいいならそう思われた方が好都合だな。
「昨日散々飲んだんだけどな笑」
樹「はぁ？
なんだよ、まさかじゃあ今日はそれだけとか言うなよ？」
「あたり笑
本当は、これさえも飲みたくねぇもん笑」
黄金色に輝く液体を見つめる。
しばらく禁酒だなこれ。
樹「んだよ〜！！
Aだって今日は飲まないって言うしさー。」
『ごめんね？明日早いからさ..』
樹「いいけどさー。俺飲むよ？いい？」
なんて言いながらすでに飲んでる樹。
「勝手にしろよ笑
ダメだって言っても飲むくせに笑
なぁ、Aちゃん笑」
『うん笑
それでじゃあやめとくー。って言った試しないからね？』
樹「だってせっかく飲みに来たわけだから！！
飲まなきゃ！！」
「飲み潰れんなよ、置いて帰るからな」
樹「なになに？
北斗くんお持ち帰りしてくれるのぉ？？？」
「ブッ！！」
''お持ち帰り"
というワードに過剰に反応してしまい、飲もうとしていたビールを思わず吹いてしまった。
樹「ちょっ、北斗お前汚ねぇな！笑」
「お前が変なこと言うからじゃねぇかよ..」
あぁ、まじで嫌だ。帰りたい。
ねぇ、Aちゃん笑ってないで、こいつどうにかしてよ..
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月18日 23時
