スリル ページ13
結局私はO entertainmentからbighitの専属PDとして働くことになった
ここで作業をし始めて一週間程度たった時だった
パンPDから大事な話があると言われ社長室に向かった
PD「ここに座ってくれ」
O事務所とは大きさが違いすぎるパンPDの部屋
昔、私の作業してた部屋のスペースがここでは最高責任者の部屋だった
PD「実は、前、君が提案してくれたコンセプトとてもいいなって思ってね」
「はい、それはよかったです」
PD「でもね、実は、もうこの事務所結構危なくてね。次のカムバックで資金がほとんど底をつきそうなんだよね」
「ほう」
PD「大事な話でしょ?」
「はい、とっても。」
PD「君に、掛けてみようと思って。
この前、教えてくれたでしょ?
“人の期待に応えるだけの音楽をしたくない”
これから先、君が作る音楽は僕の期待とか考えなくていいからね。
Aさんの作りたい音楽を是非やってほしいと思ってる。
そこにメンバー達の想いは入れて欲しいけど…
だから、”花様年華”やってみよう。」
「私のやりたい音楽ですね。
私初めてです。こんなにスリルのある音楽作り。はは
ここで、音楽番組1位取れなかったら、bigihitが終わりに近いってことですか」
PD「そうだね。次とれなきゃ、もうその次はないに等しいかな」
「わかりました。じゃーメンバーのこともっと知らないとですね」
PD「よろしくね。」
その後、パンPDの部屋を去ろうとすると「そういえば、オ社長に電話したよ」
「怒ってました?」
PD「んー寂しそうだったよ。
あとは、アイドルとしてデビューさせたら、その時は覚えとけって言われた、はは
スマン社長も君のこと気に入ってたみたいだね。同じこと言ってたよ」
まだ、そんなこと言ってるか、オ社長とスマン社長は
「大丈夫です、誰に何を言われようと私デビューする気はこれっぽっちもないので」
PD「はは、そうだな。君はやりたい道をいけばいいよ」
”でも、2人がそこまで言うなら、少しはデビューさせてみたいとかPD目線ではおもっちゃうけど”
なんて言うパンPDの声は聞こえなかったフリをした
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作者名:jinna | 作成日時:2021年12月3日 22時