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第94Q 電車 ページ46

涼太side



撮影は、予定時間より大分早く終わった。
だって折角の休み……彼女とラブラブしたいんスもん!
桃っち、Aを【SWEETS PARADISE】へ連れて行ってくれたっスかね。
幸せそうに微笑む君が想像出来る。



とにかく電話して皆が居る所へ行くと、どういう訳か数時間の間に馴染んでいた。
黒子っちと桃っちは君に出会った時のままの呼び方だったけど、あとの2人は……
【くー】っスよ?
俺と同じ様に名前を呼び捨てにするのは気が引けるから、中学時代のあだ名を聞いて、こう呼ぶ事にしたらしいっス。
してやった感が出てる2人が嫌だったっスね。



今は、皆とW.Cで会おうと約束をかわして君と帰りの電車の中。
サラリーマンの帰宅時間とぶつかり、手すりに掴まって立っている。





貴方「フフッ」

黄瀬「ん?」

貴方「背が高いから、上に気を付けないとね」

黄瀬「Aは痴漢に遭わないように!」

貴方「今回も楽しかった!涼太の計らいでケーキをたんまり食べられたし。それに……何か皆の表情が変わった気がする。良い意味で」

黄瀬「それは黒子っちのお陰っスよ。戦いで大切な事を教えてくれた」

貴方「黒子君が?……涼太も救われたんだ」

黄瀬「黒子っちの影響もあるっスけど、Aだって俺に教えてくれた事があるんスよ」

貴方「私が?」

黄瀬「全員で力を合わせてやり遂げるって事!どこかAは黒子っちに似てるんス。俺の誘いを断ったり、モデルじゃない素の俺を見てくれる。最高っスね!」

貴方「お誉め頂きどうも」

黄瀬「今更言うのも何スけど、これからもよろしくっス!」

貴方「よろしくっス」





グラッ



電車が停止した際にバランスを崩してしまった君。
尻餅つく!と慌てて腕を伸ばした。





黄瀬「大丈夫っスか?」

貴方「セーフ」

黄瀬「ドアの横に立ってて。後ろで俺が立って支えるっス」

貴方「ありがと」





密着はせずとも、すぐ前に居る彼女を守る為に包み込む……少女漫画の世界みたい。
んー……Aの匂い好きだな。
目を閉じたら眠りに就けそうな位、落ち着く。





黄瀬「そんな無防備だと、場所関係なく攻めたくなるっスね」

貴方「困ります!」





電車に揺られ、もうすぐ最寄り駅。
又離れてしまうと思うと、何か物足りないっス。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , キセキの世代   
作品ジャンル:アニメ
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さつき - 彼氏ほしいー (2015年4月16日 21時) (レス) id: eca5933199 (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - たかねさん» 私も黄瀬君理想ですーヾ(≧∇≦)閲覧、ありがとうございます! (2014年7月3日 1時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
たかね - 彼氏欲しいです〜! (2014年7月2日 23時) (レス) id: 15273cc097 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ(プロフ) - 青峰 (2014年6月26日 23時) (レス) id: 03a367e38c (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - かおりん(´-ω-`)さん» すみません……。゚(゚´Д`゚)゚。としか言えません。いけなかったでしょうか?(汗) (2014年3月2日 19時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スン | 作成日時:2013年7月16日 9時

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