第92Q ご褒美 ページ44
YOUside
今日はW.C予選会の決勝戦。
海常の勇士を見に行く筈だった私は……
貴方「ハァハァ……」
こんな日に限って、熱にうなされていた。
疲れが溜まってたのかな?
『必ず本戦の切符を勝ち取って来るから、安静に寝てるんスよ』
なんて言ってたけど平気?
今、何時?
……PM4:00
試合終わってるよね?
バイブにしてあった携帯が震えた。
もしかして?!
Aへ
ちゃんと寝てる?
本戦出場、決まったっスよ!
Aが来られなくても、御守りがあったから頑張れたっス(≧∀≦)
これから帰り〜♪
涼太
良かったぁ。
身体の力が抜けて、何だ……か……眠くな……
黄瀬「……おー……い?」
私を呼んでる?
冷たい……氷枕、気持ち良いなぁ。
……って、この声は涼太?!
貴方「ん……」
黄瀬「お目覚めっスね。どう?」
貴方「朝に比べたら良くなった気がする」
黄瀬「氷枕替えたよ。お母さんに交換するよう頼まれて」
貴方「あっ……神奈川県代表おめでとう。観に行けなくてごめんね」
黄瀬「いいっス。いつでもカッコイイ所、見せられるから」
貴方「そうだね……って言うか、此処に居たら移っちゃうよ?」
黄瀬「いいの!それよりも食欲あるっスか?プリン買って来た」
貴方「食べるっス」
彼は私の目の前でプリンの入った袋をブラブラさせ、メチャクチャ笑ってる。
『目が輝いてるから、大丈夫そうっスね』と言いながら。
パクッ
貴方「美味しっ」
黄瀬「幸せそうな顔を見ると、こっちも元気が出るっス」
スプーンを咥えて彼を見上げると、突然顔が近付いて来た。
キスされる!と思い目を瞑ってみるが、一向に唇は塞がれず……
ゆっくり目を開けると、額同士をくっつけて熱を計っていた。
黄瀬「うーん。まだ熱いっスね」
貴方「涼太?」
黄瀬「目がトロンとしてヤバいんスけど。襲いたくなる」
貴方「今、襲われても……」
黄瀬「今って事は、治ったら襲ってもいいんスか?」
貴方「それは……」
黄瀬「冗談。でも、今日はそれなりにご褒美頂戴?」
貴方「え?」
気付けば、彼に唇を奪われていた。
触れるだけのキス……
勝ったご褒美?
黄瀬「御馳走様!あと、これ……」
ペシッ
貴方「いだっ!」
黄瀬「冷えピタするっスよ」
はい。
治します……
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さつき - 彼氏ほしいー (2015年4月16日 21時) (レス) id: eca5933199 (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - たかねさん» 私も黄瀬君理想ですーヾ(≧∇≦)閲覧、ありがとうございます! (2014年7月3日 1時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
たかね - 彼氏欲しいです〜! (2014年7月2日 23時) (レス) id: 15273cc097 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ(プロフ) - 青峰 (2014年6月26日 23時) (レス) id: 03a367e38c (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - かおりん(´-ω-`)さん» すみません……。゚(゚´Д`゚)゚。としか言えません。いけなかったでしょうか?(汗) (2014年3月2日 19時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スン | 作成日時:2013年7月16日 9時