第63Q バスケ部 ページ14
YOUside
貴方「日曜日、海常で練習するよ」
黄瀬「本当っスか?お昼挟んだりする?」
貴方「うん。お弁当持ち」
黄瀬「俺もその日、ウチで練習試合……!ちょっと、ワガママ言ってもいいスか?」
貴方「うん……?」
黄瀬「俺の分も弁当作って欲しいっス!パワー出る気がするんスよね。いつもは、コンビニ弁当だし」
貴方「いいよ」
黄瀬「やりぃ!」
そんな前置きがあって日曜日……
2つのお弁当を作り、海常高校バスケ部へお持ちする事に。
貴方「おはようございます……」
百合「黄瀬君の彼女なんだから、堂々と入ればいいのに」
貴方「だって、もうギャラリーが……」
黄瀬「Aっち!待ってたっスよ」
黄瀬君、少し声のボリューム下げて!
周りから注目されてる。
彼の声に幸ちゃんを始め、バスケ部の先輩方も側へ寄って来た。
百合、楽しそうだな……
幸ちゃん&森山さん好きめ!
貴方「御注文を請けてたお弁当です。食べて頑張って!」
黄瀬「ありがと!初カノ弁っスね」
森山「何だ?愛妻弁当か?」
黄瀬「愛妻だなんて……あっ、Aっち、まだ時間があるなら、ゆっくりして行って?」
貴方「居たいけど、周りも気になる……」
百合「居ます!」
はい?!
百合ったら、テンション上がってる……
森山さんと仲良く話してるし!
黄瀬「Aっちも、バスケやってみたら?楽しいっスよ」
彼にボールを手渡され、多少やる気が湧き何となくレイアップをやってみた。
ガコンッ
黄瀬「惜しいっスね。フォームはキレイなんスけど」
いつも、こうだ。
格好は良いけど、全く入らない。
そして、毎度ストレスばかり溜まる。
笠松「黄瀬、Aはバスケの才能ゼロだぞ。昔から俺が教えても、一向に上達しない」
貴方「幸ちゃん、酷すぎ」
黄瀬「そうなんスか?」
笠松「教えてやるよ。こっちへ来い」
ヤレヤレな感じで、幸ちゃんにフリースローのラインに立たされた私。
粗雑な言葉だけど、こういう時も幸ちゃんは優しい。
私の後ろから、手取り足取り丁寧に教えてくれる。
笠松「手首のスナップ利かせて……」
黄瀬「笠松先輩……?ただ、Aっちにくっつきたかっただけなんじゃないスか?」
笠松「バッ……!?」
いつか、シュートが入るようになればいいなぁー。
彼へもっと近付けるのに……
ゴールを見上げて、そう思った。
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さつき - 彼氏ほしいー (2015年4月16日 21時) (レス) id: eca5933199 (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - たかねさん» 私も黄瀬君理想ですーヾ(≧∇≦)閲覧、ありがとうございます! (2014年7月3日 1時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
たかね - 彼氏欲しいです〜! (2014年7月2日 23時) (レス) id: 15273cc097 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ(プロフ) - 青峰 (2014年6月26日 23時) (レス) id: 03a367e38c (このIDを非表示/違反報告)
スン(プロフ) - かおりん(´-ω-`)さん» すみません……。゚(゚´Д`゚)゚。としか言えません。いけなかったでしょうか?(汗) (2014年3月2日 19時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スン | 作成日時:2013年7月16日 9時